本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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急行もがみ殺人事件/西村京太郎
かつてハネムーンが国内で、しかも駅から出発するのを皆で見送った…なーんて、今となっては遠い思い出でしょうか。
そんな時代に西村京太郎さんが描いたのがこの作品でした。
僕も子供の頃以来、そんな風景を思い出してとても楽しかったです。

以上。

…なーんて終わり方をしたくなるくらい、最初のハネムーンシーンが印象的な作品でした。
何だろう、人がいちゃついているのを見るとこんなにムカッとするもんなんだなって思いました。(僕にもそんな時代があったのかなぁ…という僕も既婚者です。)

□ 事件の発端
事件は十津川さんの部下である清水刑事が結婚、新婚旅行へ旅立つというシーンから始まります。
いなみに今回の清水刑事の出番はほぼハネムーンのみです。
自分たちと一緒にハネムーンへ出向いたカップルと、行く先々で一緒になるのですが、清水刑事の奥さんが途中で奇妙なことに気づきます。
一緒に連れている新婦が途中で別の女性に変わっていたというのです。
しかしそれを勘ぐっている途中で、清水刑事の奥さんは何者かに襲われて怪我を負い、日程をずらすことになってしまいます。
―そして、彼らが本来なら乗るはずだった急行もがみで殺人事件が起こるのでした…。

ネタバレ等は続き以降で。


□ トリックについて
事件のアリバイとなるのが、被害者が撮影したという容疑者が電車から降りていく風景です。
これが急行もがみの独特な動きによって可能となるというトリックでした。
ただトリック自体が被害者の妄信的な部分によって支えられている部分は否めないかなぁ…。
普通に考えて動きが怪しすぎる!って思わなかったのかなぁ
トリック自体はとても面白いものだし、鉄道に精通している西村さんらしい作りなのですが、この作品においては実際にアリバイを作るための動きが少し不自然すぎて、どことなく『ま、小説だからねー』という冷めた眼で読んでしまいました。

□ 感想
事件そのものは最初から最後まで一人の人物に焦点を絞った捜査が行われています。
そもそもの容疑の起点が清水刑事の奥さんが目撃した『一度、新婦が別の人になった』というところにあるのに、それでいいのかなぁ…なんて思いました。
実は僕にとってこの作品は結構久しぶりの西村京太郎さん作品だったのですが、(過去記事から見ると二年以上ぶりだ!)西村京太郎さんはもう少し緻密なトリックを作るような印象があって、意外と拍子抜けしてしまった感じはあります。(ラストで出てくる花火による時間調整とか、凄い大胆だと思いました)
最後の最後で、実は奥さんが犯人でした!みたいな大どんでん返しがあっても面白そうなのですが、まぁ、十津川さんの結婚に対する考え方とか、そういったものが垣間見える作品ということで、個人的にはお気に入りの作品となりました(笑)。




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