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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春/ベニー松山
ウィザードリィの小説が出ていると知り、早速読んでみました。
僕、ウィザードリィと同い年なんですね。

コンピューターRPGの世界でもかなり初期の作品に当たるウィザードリィですが、この小説が舞台としているのはなんと、#1です。
このゲームはProving Grounds of the Mad Overlord (狂王の試練場)というタイトルで出たものですが、魔術師ワードナが持ち出した魔除けを、狂王トレボーの命令によって奪還しにいくというだけのストーリーしかありません。
後は10階まで続く地下迷宮を延々と冒険し続けるのみというものです。
そこにどんな設定を乗せてくるのか…と興味深く思う僕は、もちろんウィザードリィファンです。

□ 設定をそのまま持ち込む
以前紹介した作品だと、フォーチュン・クエストや、ドラゴンクエスト4外伝-地獄の迷宮-のように、それぞれの解釈でレベルなどの概念を作品に持ち込んだ例はありますが、今作では特に説明をするわけでもなく、ゲームの中に当然に存在するレベルという概念をそのまま持ち込んでいます。
なので作品中で当たり前のように、キャラクターの強さの基準としての『レベル』が存在します。
また作品冒頭で戦士が侍に転職するのですが、この時にレベルが1に戻ること、能力値が変化することなども普通に導入されています。(ただし短期間で転職できる部分に関しては、さすがに説明が加えられています)
もちろん読むのはウィザードリィ愛好家でしょうし、妙な設定を付与させるのは、きっとウィザードリィのファンにとっては好ましいことではないと思うので、間違いではないと思うのですが、個人的には驚いた部分でした。
この小説化は1988年に発表されたもので、コンピューターゲームのノベライズとしてもかなり初期の作品ということになります。なので著者としても手探りで書いたのでしょう。

□ 物語
基本的なところはゲームと変わりません。
奪われた魔除けを奪い返すために地下迷宮へと向かいます。
ただし目的が付与されており、奪還することが出来れば近衛兵に取り立てられます。
その一攫千金の夢を見て世界各地から冒険者を目指した人々が訪れるのです。
今回主人公となるパーティも、やはりこうした夢を求めた一行でした。

また『善』、『中立』、『悪』といったメンタル面の属性も再現されていたり、キャラクターの個性なども出てくるので読み物としてはなかなか面白かったです。
もちろん読んでいると、『善』とか『悪』というのも、奇妙な設定だよなぁと思う部分もあるのですが…。
後、いくらかネタバレになるのですが死に関してDEAD(蘇生可能な状態)、ASHED(一度蘇生に失敗した灰の状態)、LOST(灰からの蘇生も失敗し、消滅した状態。完全な死)の概念も明確に再現されているのは面白いですね。

□ 感想
全体的にシリアスな作風ですが、シンプルなウィザードリィ#1の世界観にはマッチしているように思いました。
世界観を必要以上にいじるでもなく、あんなシンプルなゲームなのにそれなりに再現されている感じがとても好きでした。
サブタイトルにもあるように、初期のウィザードリィ(ごめんなさい、最近のは知りません;)はLOSTの恐怖との戦いでした。DQやFFであれば、ペナルティなく復活させらるので『死なせてもいい』という選択肢がありますが、ウィザードリィではLOSTの危険性を考えて出来るだけ死なせない(DEADにしない)事が要求されましたし、DEADでも緊張したものです。
そういう緊張感が作品中にも残っていたのが、とても楽しかったです。

ところでベニー松山さんはこの後にも小説化をしています。
その続編は『転生』のシステムが利用されているというのですから、嬉しくなっちゃいますよね(笑)。

そうそう。この感想文を書くのに調べていたところ、なんとamazon限定販売というウィザードリィのNINTENDO DSゲームがあることを知りました。評判はまちまちですが、初期に立ち戻った作品との事なので、ちょっと購入してみようかと思っています♪


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