本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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セブン-イレブン「商い」を科学する/岩淵明男
商いを科学する―。
どうも個人的には好きになれない言葉です。
商いというのは人対人で行われるものであって、科学ではありえない。

でもこの本を読めば、そんな評価は変わるでしょう。
セブン-イレブンが実践しているのは、人の温かみを加味した科学です。
冷たいだけの理論だけでは勝てない。さすがコンビニチェーン最大手だけあって、そんなことは百も承知というわけでしょう。

□ 第五次総合情報システム
まずセブンイレブンが大前提として取り組んでいるのは、とてもシンプルなことです。
客が欲しがるものを欲しがるだけ提供すれば欠損が0になる。
もちろんこれは理想であって現実的ではありません。
でもそれを0へ近づける為の情報システムに取り組むのです。
例えばそれは顧客の動きを想定したものであったり、休日や天気を考えたものであったりするし、時にはコミュニケーションのとり方(24時間営業のコンビニではオーナーと一部時間帯の従業員が滅多に顔をあわせることが無いという)であったりもします。
更に個別の店舗同士でも情報を共有できるようすることで、更にその精度を上げていくのです。

□ 一人で仕入れ、仕入れた人が販売する
セブンイレブンの顧客本位の姿勢は鈴木敏文さんの上のような発言によく現れていると思います。
何かしらの需要を思って仕入れた人がそれを売れば、自信を持って薦められる。
これは逆も然りなんですよね。その需要が外れていることや、もっと深い需要があることに気づくのも、やはり仕入れる人であるのが理想的です。
でもそれは理想であって、一人で1から10までというのはある程度以上の規模、特に24時間営業のコンビニなどで実践するのは難しい。そこでセブンイレブンはこうした個々の仕入れ担当の判断材料を集め、それを各店舗に提供していきます。
そしてこの情報は実際の客と接して、より密なものとして返ってくるはずです。
こうした活動は地域の経営指導員同士でも行われているのです。

□ 暖かい科学
セブン-イレブンの鈴木さんという方はとても理路整然とした方です。
イトーヨーカドーでも小売の経験などがないままに、理屈を貫き通して成功を勝ち取っています。
確かにデータや理論を集めていけば正解が見えてきます。
しかし彼が見ているのは数字などでは決してありません。
行楽シーズンにはお弁当という人の慣習を守る事であったり、パリっとした海苔を楽しめるおにぎりの作り方であったり、とても暖かいものになっています。
人に対して適用すべき科学のあり方をわかっている上で、科学を重視する。

さすがだなと唸らされることの多い一冊でした。


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