本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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P丘の殺人事件/松本 奏
日本の推理小説の古典に分類される事になるのでしょうか、『P丘の殺人事件』を読んでみました。

日本人が主人公ながらロンドンを舞台とした内容です。
主人公の身の回りで発生する誘拐事件、そしてその誘拐犯が殺されるという結末―。
そして疑われた身内の無罪を証明しようとする主人公…。

推理小説として面白い材料が一通り揃ったこの作品ですが、実は雰囲気どまりで余り推理というほどのものはありません。
容疑者になってしまった人の無罪を晴らすのにも、被害者の傷口の位置から無罪であろうと推測するところまでで、実はそれ以上の部分に関しては偶然に頼るような部分が大きい内容になっています。

でも、こういう雰囲気が楽しまれる時代だったのでしょう。
異国の地で起こる殺人事件、そしてその真相。

今でこそ僕たちはハリウッドやら韓流やらと異国の作品にも気軽に触れることが出来るようになっていますが、こういう雰囲気に浸る楽しみというのも忘れちゃいかんなと思うのでした。


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