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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
まだらの紐/シャーロック・ホームズの冒険 The Adventure of the Speckled Band
シャーロック・ホームズシリーズの中でも人気の高い作品で、作者のコナン・ドイルにとってもお気に入りの作品の一つだった『まだらの紐』事件。
事件の雰囲気は『消えた花婿』事件に近い感じでした。

依頼人は義父と二人で暮らしている。
義父は元医者だが、依頼人の母親と結婚した後、その母親の死をきっかけにサリー州にある先祖代々の家へ、母親の連れ子二人(依頼人と、その双子の姉)を連れて引っ込んでしまう。
医者を廃業した彼の主な収入源は、亡くなった依頼人の母親の残した遺産で、二人の娘が存命中はその収入で一家を支え、娘が結婚するごとに一定の額を嫁に出た娘へ分ける…という遺言になっていた。

話は依頼人がベーカー街を訪れる二年前に遡る。
依頼人の姉が結婚を決め、あと二週間で閉塞的な暮らしから脱出し、幸福満ち溢れる新しい家庭を築く…そんな時に、その姉は謎の死を遂げてしまう。
最後に彼女が残した言葉は『まだらの紐』という奇妙な言葉。
しかし完全な密室であったことなどから、真相は判らないまま過ぎてしまった。

それから二年の月日が過ぎ、依頼人も結婚が決まった。
部屋の改修工事の為に亡くなった姉の部屋へ移動した彼女が聴いたのは、姉が死の直前に口にしていた謎の口笛。
恐れを感じた彼女はそのまま家を抜け出し、ホームズの助けを求めたのだった。

この事件、冒頭に妙な部分があります。

ある朝ふと目を覚ますと、きちんと身なりを整えたシャーロック・ホームズが私の寝台のそばに立っていた。

こわっ
何してるんだ、ホームズ。
依頼人の様子から奇怪な事件かもしれないと思ったホームズは、どうやら気を利かせてワトソンにも最初から立ち合わせてあげようと考えたようだが、人を起こす際はベッドの横に立つのではなく、声をかけるほうが効果的な気がする

起こしたことを詫びながら、ホームズは続ける。
『今朝はどうやらみんながこんなことになる運命らしい。まずハドソン夫人が叩き起こされ、彼女がそれに腹を立てて僕を叩き起こし、つづいて僕が君を起こしたというわけだ
ハドソン夫人が怒ってホームズを叩き起こすシーンは非常に興味深い。
最後の運命は一人の名探偵のちょっとした気遣いで避けられたような気がするが、ワトソンはそれを喜んでいるようなので二人の関係に口出しは無用だろうか。

また、依頼人が帰った後で娘を尾行して乗り込んできた義父が、自らの力を見せ付ける為に火掻き棒をへし曲げて帰ってしまった後、ホームズは何気にその火掻き棒をまっすぐに戻すという力技を披露している。

依頼人の家での調査では幾つか奇妙な点が見つかる。
天井にくくりつけているだけの状態になり、全く意味を成さない呼び鈴の紐、そして隣の義父の部屋と通じているだけで外気を取り込めない通気孔…。
これらの不可解な点が意味する真実とは…?
二年前、置き去りにされ、そして繰り返されようとしている悲劇の謎が名探偵の手によって明かされる。

ネタバレ等は続き以降で。


僕はこの作品も児童文学で読みました。

思い切りネタバレすれば、まだらの紐とは、毒蛇のこと。
暗くてよく見えなかった毒蛇の事を『まだらの紐』と表現したのでした。

調教した蛇を形だけの呼び鈴の紐を伝って寝室へ下ろし、口笛で呼び戻す。それが事件の全てです。
ホームズは暗闇に潜んで、この蛇を撃退、結果的に予想外の蛇の動きに驚いた義父は蛇の扱いを間違い、自ら被害者となってしまいます。

ところでこの屋敷内には豹やヒヒを飼っているので、夜に屋敷へ忍び込む際に驚いたホームズはワトソンの手首を万力のような力で握り締めるというシーンがあります。
手を繋いでいたのか、あんたら。
いや、冗談です。

『医者が悪事に手を染めると最悪の犯罪者になる』
作品中でホームズが呟いた一言です。
同じく医者だったコナン・ドイルは犯罪小説を描き、世界最高峰の推理小説の作家となった。


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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