本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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「散歩学」のすすめ/古川愛哲
不意に思い立って散歩に関する本を買いあさった中で、読み始めた時に失礼ながらも『あー、これ失敗したかも』と思ったのが、この本でした。

この本の魅力は後述するとして、最初の辺りがちょっと小難しいんですね。
もちろんそれは『散歩学』としているのですから当然といえば当然なのですが、健康のためだけではない散歩を紹介してくれるという事だし、『無用の用』としての散歩の楽しみ方を教えてくれるという前書きの後で登場するのが、『異なる場所を訪れると脳の神経細胞は成長する』なんてフレーズだったりするので、コレは僕が求めていた本とは違うのではないだろうかと思った次第です。

□ 著者の進める散歩
古川さんの薦める散歩の仕方は知的な部分を刺激しあうような散歩であり、それは一人で黙々と歩くものではなく、複数名と知識の交換をしながら歩くといったスタイルです。4章では『どのように友人になれるか』といった項目まで用意して、複数名で歩く事を推奨しています。
『雑談の効用』として紹介されているのですが、著者は雑談も人間にとって重要な行為であるとして、孤独な散歩では失われるものと記述しています。
…まぁこの辺りは散歩するときぐらい一人にさせてくれよという環境の人もおられるでしょうし、好みが分かれてしまいそうですが、この辺りの記述も結構長いです。

□ 散歩を掘り下げる
この本で更に僕を『あちゃー』と思わせたのが、3章の『知られざる散歩の歴史』です。
ちなみに日本に散歩という文化が伝わったのはオランダ人からで、勝海舟が彼らの散歩(オランダ人教官はプロムナードと表現した)というものに感心して漢語の中から見つけ出した言葉で、元々は内服薬の吸収を早めるために歩く行為を指す言葉のようです。
…はぁ。という感じでした。

□ 散歩の楽しみ方
しかし嘆くばかりではありません。
5章以降は散歩の楽しみ方実践編であり、デジカメを用いた『定点観測』で少しずつ町の風景が変わっていることを実感してみる…という試みは、毎日決まった場所を散歩している人にとってはマンネリの打破として面白い方法かもしれません。
また6章で紹介されている『わが団地八景』のように、身近な場所で八景となるような風景を見つけていくように、散歩へコンセプトを与えてみるのも面白いかもしれません。
そして何よりも7章はとてもいいです。
この章は役に立ちます。
散歩に関する雑学知識なのですが、鳥居の形の違いの見方や、植えられている木からその土地の歴史を辿ってみたりと、なるほどこうした知識を持っていれば見慣れた風景も再び楽しめそうな気がします。


…と、まぁ。
前半は散歩に対して何を求めるのかによって違ってくるでしょうし、僕は普段仕事の電話に追われているのでたまの散歩の際には電話の電源もオフにして、誰ともしゃべらない時間として重宝しているので誰かと連れ添って歩くという事は全く考えていないので、同意できない部分もあったのですが、散歩学というよりは古川さんの散歩経験のエッセイとして、他社の散歩スタイルのひとつとして、最初に思っていた『失敗したかも』という感情は、読み終えたときには綺麗さっぱりなくなっていました。
特にわが団地八景などは面白そうなので、機会を見つけて実践してみようと想います。



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