本の虫、中毒日記

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Fujisaki

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基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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気がきく社員50のルール/今井繁之
この本で扱うのは、ずばり気配りのススメです。

でも内容に目を通して感じるのは、とても基本的なことです。
周囲に目配りをしておく事、そして相手の反応を想定して動く事。ただそれだけです。
必要以上に仰々しく考える必要なくて、それはとても単純な事です。
ただ、それが出来なくなっている状況が多々あります。

たとえば13番目のルールとして紹介されている『「うかつな失敗」はすべてここから!』は、その象徴的なものではないでしょうか。
ここでは休暇明けで忙しい朝の時間帯に急がない用事で相手の時間を取る事や、相手がそろそろ帰り支度を始めている段階で時間をとるようなことが紹介されています。
仕事なんだからタイミングなんて我慢してよ…と思いがちですが、少し状況を見て動けば相手の気分を害することなく同じ用件を済ませる事が出来るはずです。
これをもっと進めれば16番目のルールとして紹介されている本田宗一郎さんに関するエピソードのように仕事が第一で食事はその後でするべきであるという相手の考え方に配慮した仕事の進め方が出来るようになるのでしょう。
余談ですが、食事などを後回しにして仕事を第一で推し進めた対応を取ったのは杉本龍造さんという方で、当時の鈴鹿市の市長をしている方でした。
この時の対応が実って、ホンダは鈴鹿に工場を作る事を決めたといわれています。

もうひとつ怖いのは、25番目のルール『「決定権を持つ人」だけに気を取られない』です。
相手が決定権のない人間だと見ると横柄な態度を取る方っていますよね。
でも結局それは決定権のある人間の評価も下げる事になります。よくありがちなことなので気をつけたいですね。就職活動の際に『受付のおねーさんは若くて綺麗だし、年齢も近いからつい親しく口を利きそうになるかもしれない。だけど、会社の窓口として立っている人だから面接官と話すのだと思って接するように』といわれましたが、万事がその通りだと思います。
僕も以前、先輩の退職に伴ってある仕事を引き継いだのですが、その仕事の先方の方が訪れた際に『担当者は女性』と聞いていたようで、会社を訪れた際に僕には『お前には用はない』といった対応で、たまたま居たパート従業員を担当者と勘違いし、そちらとばかり話をしようとしていました。
こういう時に見えるんですよね、その人の人柄が。
担当者が変わったと知って慌ててフォローを入れて頂きましたが、相手によって態度を変える人は信頼できませんよね。

前半は気遣いのポイント、後半は実例が紹介されています。
身に覚えがあるものもある部分もあるので、以後気をつけようと思います。
ひとつ感心したのは40番目のルールに紹介されているエピソードで、おそらく三菱さんの事だと思うのですが、『三菱○○』という会社がたくさんあっても、その一つ一つは同じグループであるという以外は関係のない会社同士というケースがあるんですね。
でも僕も含めて殆どの客はグループ内のことなんてよく知らないし、三菱○○のサービスに電話を入れれば対応してくれると思っている。
そんな電話が紛れ込んできたとき、まず本来の連絡先をお知らせするんですね。
ここまでは僕も実は実践しています。
近所の同業者とよく勘違いした連絡が入るので、電話番号をアドレスに追加しておいて『それは○○さんなので、こちらへ連絡をしてみてください』と伝えます。
ただここで紹介されているエピソードで唸らされるのは、相手がそれを上手く理解できなかった場合は、その話を自分で受けて、その上で本来の会社へ連絡を入れて対処してもらうという方法を取っている事です。
もちろんグループ企業だからある程度コネクションがある、もしくは間違われてしまう事の事情があるという部分はあるのでしょうが、実質的には別会社なのに、ここまではなかなか出来ません。
でも実際は全く判らない話でないなら、それくらいの事は出来るんですよね。僕のケースでも同業者なのだから事情を聞いたうえで折り返しの連絡を入れるように手配する事は出来るはずです。
ただ発想にはないですよね。
この本を読むと今までの気配りを見直すと同時に、気配りの幅を広げていく事が出来るかもしれません。



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