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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
小説こちら葛飾区亀有公園前派出所『キングタイガー』/今野 敏
あの『こち亀』を小説化したのがこの作品です。
秋本さんが『70年代から使っているおもちゃ』と表現するように、『こち亀』は数ある漫画の中でも有数の連載期間を誇る日本を代表する漫画のひとつです。
長い時間を経るにつれて、キャラクターたちは秋本さんの創作から個性を持つ創作物として、まるで自我をもって作者の出すシチュエーションの中で自由に踊っているかのように見えてくるのは僕だけではないはずです。
今回は著名な作家さんたちが、その両さんたちを操って見せます。

今回の著者は『ST 警視庁かが各捜査班』や『安積警部補』などのシリーズでも著名な作家さん、今野 敏(こんの びん。読み方今まで間違えてました…)さんです。
この物語の主人公は完全オリジナルで、夢の競演というわけではないのですがとても味わい深い作品に仕上がっています。もしかすると僕はこの作品集の中で一番気に入っている作品かもしれません。

主人公は元警察官だった男性です。
ノンキャリアながら第四方面本部の管理官、警視にまで出世した、ノンキャリアの『勝ち組』です。
彼は警察という不規則な仕事に加え、昇級のための勉強など、忙しい日々をすごして定年退官した後、天下りなどの道は選ばずに自分の好きなことをして暮らそうと葛飾に住居を構えていました。
そんな彼が余生の趣味として選んだのは子供の頃に楽しんでいたプラモデルでした。
お金と時間に余裕がある今、再びプラモデルを作ろうと模型店を訪れた彼は、そこで一台のティーガーIの模型を見つけた。見事なできばえで、店頭に飾っておくと売り上げが増えるという。
そのプラモデルを作った人間こそが、『両さん』だった。
彼は『両さん』のプラモデルを目標にプラモデルを再び作り始めるのだった…。


大人の趣味というか、実際に読んでみないと判らない部分が多いと思うのですが、目標を持ってプラモデルを組み立てる定年退官した男性の一所懸命な真情の描写がとても興味深い作品です。
それにしても今野さん、プラモデルの描写や技術に明るいですね。
作品中では『両さん』の技術ということになっていますが、これだけの知識を持って描いている今野さん自身も随分とプラモデルがお好きなのではないかと思ったりしました。

男には夢中になれるものが必要なのだ

まさにその通り。
新たな人生のスタートに青春時代を失わない名も無き主人公。とても印象的でした。


テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学


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