本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険28復活!!!大勇者/三条 陸、稲田浩司
おまえたち人間の神というのも…中々粋なやつのようだぞ…
ドラゴンクエストの派生作品でありながら、本家のDQシリーズに大きな影響を与えた名作、DQ ダイの大冒険シリーズ、当時の僕が一番好きだった大魔王ハドラーの最後が収録された『ポップ・炎に死す…!!!』を含む28巻を読んでみました。

ダイとハドラーの戦いが終わった隙を狙ってキルバーンは炎の檻の中で相手を焼き尽くしてしまうダイヤ・ナインという罠を仕掛けていた。
何か仕掛けられると感じていたポップは二人の間に入り、両手のヒャダルコによって炎の檻が進行するのを食い止めようとしていたが、外からではどうすることも出来ない強力な炎の前にだんだんと気力を奪われ続けていた。

ポップがだんだんと絶望的な思いになった時、ハドラーがポップを一喝するのです。
最後の最後まで絶望しない強い心こそがアバンの使徒の最大の武器ではなかったのかっ!!
これまでアバンの弟子たちと戦い続けてきたハドラーが身をもって感じた事なのでしょう。
ポップは『まるで先生みたいなせりふ』と、再び持ち直して見せます。

ここから、ハドラーが恰好いいんです。
ポップのメドローアで突破口を開こうとしたポップですが、炎の勢いが強すぎて罠の中で炎の魔法と氷の魔法を同時に働かせることができずにいたところ、崩れかけている体でハドラーが炎を食い止めてみせるのです。

そんなハドラーを見たポップは、メドローアで脱出する直前、ハドラーに手を差し伸べ、罠からの脱出に失敗してしまうのでした‥・。

ネタバレ等は続き以降で。



迫りくる炎の中でポップを守りながら涙を流し、人間の神に祈りを捧げるハドラーの姿は、感動ものでした。
この素晴らしい男だけは生かしてくれ
ハドラーの言葉を聞きながら、今更ながらに思うのです。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険において、ポップとハドラーは常に成長し続けてきました。
ダイの竜の騎士としての力や、他のメンバーの登場時からある程度強いままという姿に反し、この二人だけは常に敗北の中から自分へ対する悔しさをバネに上を目指してきました。
その役割はどうしても努力であったり、文字通り人間的なポップに注目が集まりがちですが、作品をよく注視していると、ハドラーの成長も特筆すべきものがあります。
魔族であるものの、自分の保身に走ったり、追い詰められてザボエラにそそのかされたり…ハドラーにも、ポップのそれとよく似た人間的な一面がありました。弱い自分に徐々に打ち勝ちながら、最後の決戦の場に挑んだ姿は、どちらも同じくらい愛しいものです。

そしてハドラーは作品中、ダイたちに友好的な立場をとったキャラクターとしては珍しく本当に死んでしまうのです。
アバンの腕の中で死ねることを神に感謝しながらつぶやいたのが冒頭の台詞です。
大魔王らしい、文字通り粋な台詞でした。

個人的にはあまり大きな出来事では無かったのですが、アバンが復活しています。
炎から二人を助けたのはアバンでした。
彼が力を使い果たして動けないポップではなく、まず崩れ始めていたハドラーを抱きかかえるというのは、いい演出だなと思うのです。

ちなみにカバーについている著者の発言を見ると、アバンが登場したところで年内最後の連載となったようで、新年号までいろいろな憶測が飛び交ったというエピソードが紹介されています。
ハドラーの満ち足りた笑顔がやけに印象的な28巻でした。




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