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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
殺人リレー(少女地獄)/夢野久作
夢野久作さんが少女を主人公に据えて描いた三部作、少女地獄から『殺人リレー』を読んでみました。

前回紹介した『何んでも無い』と比べると直球なミステリー作品になります。
これらはあるバス会社に勤める女性車掌である友成トミ子が、その職業にあこがれる山下知恵子へ送った手紙から構成されています。

友成トミ子は女性車掌として順調に仕事をこなしていたが、彼女には親兄弟もなく、また当時の社会人の女性としての立場の低さからか職場でも余り目立たないようにしていた。そんな彼女は未来へ対する希望が抱けずにいた。
そんな彼女の元へ知人から一通の手紙が届いた。

月川艶子という一緒の業界で勤めている彼女がトミ子へ送った手紙には驚くべき内容がつづられていた。
新高竜夫という男性から求愛され、後は結婚式を挙げるまでという段階になったころ、また同業界の別の会社にいる友人から新高竜夫という男がもしきたら用心するように…という手紙が届いたのである。
その手紙の差し出し主が言うには、彼は色々な女性を引っ掛けており、最終的に飽きてしまうと判らないように殺してしまうというのである。
その手紙を持っているところを新高に知られたという事をトミ子に知らせる手紙を送った一週間後、彼女は事故死を遂げたのだった…。
しかしこの手紙のやり取りには更に続きがあった。
なんと新高が彼女の勤める会社へ入社し、彼女にプロポーズしたのだ…。


この物語はなかなか意味深な作品だなぁと思う反面、何を伝えようとしているのか…。難しいですね、夢野久作さん。

まず第一にトミ子は人生にやりがいを見つけるんですね。
恋愛と、そして友人の復讐。
でもその気持ちはだんだんと変わっていき、新高への愛情が強くなる。
この気持ちは実際に周囲の声があるにもかかわらず、中にいる彼女達は否定できないんですね。
それは艶子も、トミ子も、同じでした。殺されるかもしれない…という気持ちを抱えつつも、信じたい気持ちが勝っているのです。

人の気持ちというのはこんなものなのかもしれません。
本心をえぐられるような、深い位置でのミステリーだなぁと思うのです。


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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