本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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世界の名探偵コレクション10/シャーロック・ホームズ
世界の名探偵コレクション10は集英社文庫から出ている、有名推理小説をピックアップしたシリーズで、多数の名探偵と呼ばれる中から十名を選出、短編集の形にまとめて文庫化したものです。
そのシリーズの第一弾がシャーロック・ホームズ。

当然でしょう。

あ、いや。冗談ですよ。
他の探偵も遜色ない推理小説の世界を代表する名探偵ばかりです。

1997年に出ているだけあって、文庫としてのイメージも新しい。

↑のように、ホームズのイメージを象徴する三つのアイテムを描いた表紙もさることながら、個人的には日暮雅通さんの訳が凄くよかったです。
全て呼んだ事のある作品群でしたが、訳者が変わるだけで随分と作品や登場人物に対するイメージも変わるものです。
日暮雅通さんの訳だと、ホームズもワトソンも少し若く感じられます。

収録作品は順番に、マスグレーヴ家の儀式、青いガーネット、技師の親指、名馬シルヴァー・ブレイズ、緑柱石の宝冠、海軍条約事件の六作品に、訳者の日暮雅通さんの解説、そして林 望さんによる名馬シルヴァーブレイズの後日談(創作)と続きます。

最初にマスグレーヴ家の儀式を据えたのは、恐らく冒頭でのホームズの人柄についての説明が多いからだと思います。

ネタバレ等は続き以降で。
ところでマスグレーヴ家の儀式の中でのホームズについての記述って、インパクトが強すぎだと思いません?
幾つか挙げてみると…。

葉巻を石炭バケツの中に片付ける

パイプ煙草をペルシャスリッパのつま先に入れる

室内でピストルの練習をする

…大丈夫か、名探偵。
そう思わざるを得ない。
この文庫、恐らく有名推理小説を新しい世代や、今まで読む機会に恵まれなかった人にも手軽に手にとって貰う目的で作っているのだと思うのですが、このイメージが第一印象だとホームズについて思い切り誤解を生じていると思う

最後の記述の、室内でピストルの練習をする際にヴィクトリア女王を指すVRの文字を撃ち込んで見せたワトソンの感想も凄いと思う。

これでは部屋の雰囲気も台無しだ。

…もはや事態はそういう問題ではないと思う。
自分は普通の人というつもりで書いているであろうワトソンも、名探偵との暮らしの中で、幾分か常人離れした感覚を体得しつつある様子が読み取れる一文でした。

ところで最後の後日談。
これはシャーロッキアンがよくするもので、作品の中での推理の矛盾点や穴などを、何か事情があってそういう風に表現したのではないか?といった感じで解釈して、その裏にある事情を描くといったものです。
これをこの人はこういう解釈か…とニヤリとするのか、重箱の隅をつつくようなことだと思うのかは、恐らく好みの問題だろうと思います。




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