本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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日産自動車の逆襲 4章 世界再編生徒日本の自動車産業の運命/徳大寺有恒
徳大寺有恒さんが経済評論家ではなく自動車評論家の立場から日産自動車の過去、そしてこれからの展望等を綴った一冊で、最終章となる四章では日産自動車から少し離れて各メーカーの展望を考えます。

□ やっぱりホンダが叩かれる
第三章あたりからきな臭い感じはあったのですが、御大はここでホンダに攻撃の手を向けました。
日産以上に危険な会社で数年中に赤字に陥る危険性があるとされています。
2009年には大恐慌の煽りを受けてしまいましたが、これは他社もほぼ同様の状況だし、GMのように破産寸前に追いやられたわけでもなく、まずまず優秀な結果を残しています。
ただし御大の読みが完全にはずれていたのかというとそうでもなく、アメリカでの販売が順調に推移した事、そして国内では『工業高校の生徒だってこのぐらいのものなら描ける』と評したロゴの後継車種であるフィットが大ヒットし、御大がホンダの危うさに上げた点が幾らか改善されています。

□ 他のメーカー
三菱:外資の傘下へ入るべき
マツダ:フォードグループの中での役割が重要
スバル:ポルシェやジャガーのように生産数が少なくても生き残れる道の模索を。
スズキ:私はスズキが来世紀も自動車工業の中心にいることを確信している。

ダイハツがいません。
(トヨタグループで処理されたかな)
この中ではスバルがトヨタグループに加わり、逆にマツダはフォードの経営危機の対策として株式が放出され、グループとの強い提携は残しながらも子会社という立場からは離れました。

御大は四百万台クラブというあり方とは別に、少ない生産台数で生き残っていく道も提案しています。
それは富士重工に対して提案したように、生産台数が少なくても、例えば人を、設備をそれに合わせていけば経費が削減でき、結果として生産台数では劣るメルセデスが利益ではかなり大きな数字を残せるという事になります。

そして日産/ルノーの連合によって、ルノーのような他国の考え方や手法が入り込むことで、様々な面で日本のやり方が変わっていく可能性などにも触れています。
早いものでこの本の出版からもう10年。
状況は大きく変わってきました。大きな不況の波は世界一だったGMを破産寸前に追い込み、フォードは運転資金を確保するためにマツダの株式をたくさん手放して議決権を失いました。
そして自動車の販売台数は極端に落ち込み、もしかすると環境にやさしい車を通り越して車の必要の無い時代がやってくるのかもしれません。
この本を読みながら、御大が思っていた以上に大きく世の中が変化している事を痛感しました。


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