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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
プロジェクトX 27 激走せよ パリダカ 日の丸トラックVSモンスター
しかし、みなの目は輝いていた
若手へもう一度夢を―。
日野がパリダカへ参戦したのにはそういった思いがあったそうです。

□ 乗用車からの撤退
日野自動車といえば日本を代表するトラックメーカーの一つです。
しかしかつては『コンテッサ』という乗用車を開発し、レースに参加するなど乗用車の開発にも意欲的な記事がありました。ルノーのノックダウン生産をしていた影響が出たヨーロッパ風の車は今見ても色褪せない魅力を備えています。
しかし乗用車部門での成功、そしてレースでの活躍…そういった夢はトヨタとの提携に伴う乗用車部門からの撤退という形で幕を下ろすことになります。

□ トラック・バスメーカーとしての戦い
1966年、トヨタとの提携の為に乗用車部門から撤退した日野は再びトラックやバス専門のメーカーとして再スタートを切ります。
しかし時代は公害が社会問題となる時期へ差し掛かり、ディーゼルエンジンを搭載していた日野のトラックもその煽りを受け、排ガス規制との長い戦いが始まりました。
光化学スモッグの喘息の原因となるNOx。1974年に突きつけられた環境庁よりの通達は『NOxの排出量を二割削減すること』、でした。
この規制は今も増え続けているように、最初の15年間で合計で6割の削減を化せられ、その上に1989年に発表された環境方針として『今後一〇年で、さらに排ガスを半分に減らす』という事が表明されました。
どれだけ苦労しても報われず、更に厳しい規制を課される事の繰り返しは技術者の士気を奪い、疲弊させていきました。

このくだりを読んでいて裏舞台の大変さを痛感しました。
幸いにも僕はそこそこ規制が進みつつある時期に生まれ、物心ついた頃でもそれほど悪くは無かったし、排ガス云々という言葉をはっきりと理解できるようになった頃には、人が大変だからというよりは地球環境の為に削減を…という流れになっていました。
ただ中で繰り返し何度も規制を掛けられた技術者の方は本当に大変だったことでしょう。
環境保護の視点ではトラックなどの大型車は悪く見られることが多いですが、その難題に答え続けてきた技術者達はもっと評価されてもいい。そんな気がします。

□ 若い技術者たちに夢のある仕事を
そんな時にかつてコンテッサでレースに参戦していた時代を知る社員達が、こうした状況を打破するために立ち上がりました。
それは自分達が味わってきたレースの楽しみ、そしてそこから生まれてくるであろう開発への意欲を、規制の繰り返しで疲弊している若手にも味合わせてやりたいという思いから出たものでした。
そしてカミオン(トラック)部門を持つ世界最高峰の難レースであるパリ・ダカールレース(ダカール・ラリー)への参戦が三年以内の優勝という厳しい条件付で認められたのでした。
費用を最低限に抑える為に、選ばれた車種は既存の『レンジャー』でした。
モンスターと呼ばれる優勝候補の大きなトラックに比べ、随分と小さな車両ですが日野の持てる技術を注ぎ込んで、再び夢を見るために彼らは走り出したのでした。

□ 成功と挫折
実は日野が始めて優勝したのは、一度の小休止を挟んだ後です。
不景気の影響から約束の三年を果たせずに車の提供のみという形をとっていた日野。
しかし現場を奮い立たせる何かが欲しいという、最初の動機と同じ動機で再びプロジェクトは動き始めます。

日本のトラックをなめるなよ、と。

かつて乗用車部門をめざし、かなわなかった夢。
その時に彼らは気持ちを切り替えて世界一のトラックを作ってやろうと思ったそうです。
アフリカの大地で追いかけた夢は、その夢を達成するための力を日野自動車に与えてくれたのではないでしょうか。

1997年、パリダカ史上初のカミオンクラス同一チームによる1.2.3フィニッシュを果たしたのでした。

※この作品は電子書籍にておいしくいただきました。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学


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