About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事

本棚

カレンダー


09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
二人の従僕/マイクル・ギルバート(シャーロック・ホームズの新冒険)
贋作ホームズとしてはかなり正統派に分類される物語です。

ホームズが華々しい復活を遂げて少し経ったある日、ワトソンはホームズが置いていた事件の遺物を眺めていた。その中で、ウェディングケーキのカスが残った箱を見つけた。
それはホームズ曰く『はじめの頃のきみの成功』の思い出だという―。

ある日、ハドスン夫人が自分の姪っ子を二人の部屋へ連れてきた。
余り高い身分ではない彼女はこービィ荘園というところで働いていた。そして結婚の予定のある同じくコービイ荘園で働いているテレンスという男性と幸せな暮らしを送っていたのだが、ある日その婚約者が殺されているのが発見された。

しかし時間が真夜中で、従僕である彼が居る事が許されない狩猟に来ていた来客の部屋の前というシチュエーションだった為に、彼はその部屋に泊まっていた貴重なダイヤモンドを持つ未亡人からそれを盗み出そうとして、共犯と仲間割れをした挙句に殺されてしまったのではないかと考えられていた。
事実、その部屋に居た未亡人はコーヒーに薬品を混ぜられたのか、部屋の目の前で銃声がしたというのに、事件後に屋敷の人間がかなり苦労して起こすまで眠り続けていたのだった…。

依頼人は自らの婚約者の濡れ衣を晴らし、真犯人を見つけて欲しいと願っていた。

さて、この作品の時代設定はかなり初期です。
まだホームズもその名を徐々に広めようと望まないような事件でも受けており、この時もどうしても投げ出せない事件を受けていた為に、事件の概要について話し合い、当時医者としての仕事を休業していたワトソンを派遣します。

ワトソンの迷活躍とネタバレ等は続き以降で。



皮肉屋のホームズが『きみの成功』なんていうんだからろくな成功じゃないのは確かです。
ワトソンは屋敷近くに宿を取り、事件の詳細をホームズへ報告するという、後の『バスカヴィル家の犬』と同じ方法で事件の解決へ挑みます。

ところでワトソンはこの事件の中で、暴れ馬につかまっていた少女を救っていますが、この少女の父親というのが軍隊に居た頃の看護兵で、負傷したワトソンをカンダハルまで運んだという恩人だったのです。
少女に的確な治療をしたり、軍医時代を知る人が居たり…。あぁ、やっぱりワトソンってブランデーを垂らすのが上手いだけの医者じゃなかったんだなと妙に納得します。

地元で園丁頭になっていた彼は、事情を聞いてワトソンの捜査を手助けします。
そしてようやくワトソンは事件の核心に迫りつつあった…。

ちなみに後に事件が解決した後でホームズが告げたワトソンの報告書に対する感想は『実に面白かったよ』であり、『いや、まあ永久に二人だけの秘密にしておくよ』でした。

ちなみにこのとき、ワトソンはホームズがつかんでいた幾つかの事件解決の鍵となる部分を伏せられていた事に対して、まだ付き合いが浅かった為に信頼されていない部分があったのではないかと懐古しています。
そして本当の信頼はその後、何年もかけてはぐくまれた…という旨の事を綴っているのですが、この事件が起こった1882年から7年後の1889年に『バスカヴィル家の犬』事件で、再び同じ手法をくらっています。
人の信頼を勝ち得るのは難しいんだなぁと痛感した作品でした。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/656-19810f4a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonで探す

本の虫を管理する!

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記