本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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ボスコム渓谷の謎/シャーロック・ホームズの謎 The Boscombe Valley Mystery
四つの署名で登場したモースタン嬢こと…ワトソン夫人との家庭が冒頭で描かれている作品です。
二人が朝食を取っている最中に、一緒に事件の調査に行かないか?との誘いの電報が入る。
たまに贋作ホームズでは仕事を抱えるワトソンを引っ張りまわすホームズに愚痴を零す…なんて様子が描かれる事もありますが、正典でのモースタン嬢はそんな事も無い。
…っていうか、ちょっと強引。

患者さんなら(近所の医者に)代わってもらえばいいじゃない
 まぁ、それはそうかもしれない。
 …患者の立場になると困った発言だけれども。


それに最近お顔の色が余り良くないわ。
 普通の家庭だと顔色が悪い亭主には、殺人事件の調査ではなくベッドでの休養を勧めるものだと思うのは僕だけでしょうか。

それに貴方はシャーロック・ホームズさんの事件にはいつも興味を持っていたじゃありませんか。
 これって、聴き方によっては“THE嫌味”じゃないですか。

以上、三段階の妻の口説きで出発を決めるワトソン。
どうも追い出されている感じの漂う出発でした。
ちなみに出発が間近に迫っていた物の、アフガニスタンでの戦役の経験を活かして、時間に間に合わせたとの事。
…ただ急いで準備をして家を出た、とは言わないのが軍人の誇り?

事件はある農夫の殺人事件。
同じくオーストラリアへ出稼ぎに出ていた頃に知り合った知人に農場の土地を借りていた男が、息子との口論が目撃された直後に死体で発見された。
第一発見者は口論を終えてその場を離れた直後に断末魔の声を聴いた息子。
どうみても息子の犯行でしかないという状況の中、その父親へ農場を貸していた家の娘が彼の無実を主張してホームズへ助けを求めた。

この事件に登場し、ホームズを呼び寄せたのはレストレイド。
農場の貸主の娘に強固に頼まれて断りきれなかったという様子で、息子の犯行を信じて疑わず、ホームズの推理にも殆ど耳を貸さず、その娘に対して息子の無実を証明できるといった旨の発言をした際には『あんな残酷な事はいえませんよ』との感想を零す始末でした。

ちなみに農場の貸主の娘を見た瞬間のワトソンの感想。

見た事も無いほど美しい娘
このおっさんだきゃぁ…。
こんなんだから家から追い立てられて、挙句にジェームスとか呼び間違えられるんだぞっ。とか言いつつ、女性に対するワトソンの正直な感想は、ホームズシリーズの中ではやけに暖かく感じれます。

このストーリーの中でちょっと注目すべきは『名探偵!?ワトソンの推理』コーナー。
この辺りからワトソンもポロポロと推理をするようになっています。
ホームズが出かけている間、読者向けに自分の推理を書いて読ませています。
あながち大きく外れていなかったのに気を良くして、そのまま出版ですか。

ところで別行動になる直前、ホームズはワトソンに『ほんの二時間もすれば戻るから』と告げて出て行く。
そして、戻ってきた際のワトソンの一文。

ホームズは、その夜おそくなってから戻った。
怒りをあらわにするでもなく、淡々と文章にしているのが逆にワトソンの心境を上手く表しているようで恐ろしいです。

ネタバレ等は続き以降で。


事件の概要は、コナン・ドイルが得意な系列のストーリーですよね。
ちょっとしたラブストーリーと、歴史小説っぽい感じのエピソード。
父親同士のオーストラリアでの出来事というのは、コナン・ドイルが本業として書きたかった小説のタイプだと思います。
そして、物語のラスト。
残された娘と息子の幸せな未来を暗示させるような一行。

事件としては切ない事件ですが、読み終わった後には心温まるような、そんな感じの事件です。



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ぐうたらぅ
冒頭部分にこんな突っ込みどころがあるとは…。
私のブログの記事をトラックバックさせていただきました。
2007/02/24(土) 16:43:20 | URL | [ 編集]
管理人@tontonme
こんばんは!
あはは、僕この作品が好きですから;
愛情を持って突っ込みを入れてみました。

トラックバックも有難うございます♪
原文との対比も面白いですよね。僕の英語力だと非常に難解ですが...φ(。。)
2007/02/24(土) 23:41:40 | URL | [ 編集]












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