本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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大人はわかってくれない~カウンセリングに通う少女たち~梶原千遠
大人は判ってくれない…。
誰でも子供の頃にはこんな台詞を口にしたり、思ったりしたことがあったのではないでしょうか。
あの頃は大人というのが自分たちとは全く違う生き物に見えたものです。

気がつけば、今は僕が大人。
まだ子供は居ないけど、たまにテレビや職場のアルバイトの子と話していると、ジェネレーションギャップのようなものを感じるようになりました。
今、彼らと真剣に何かを話せば、『大人はわかってくれない』と思うのかもしれません。

今、一人ひとりが自分たちが子供の頃に思った『大人はわかってくれない』を思い出そうとしてみれば、子供たちの心の中がもう少し見えてくるのかもしれません。

そんな事を思ったのは梶原千遠さんの『大人はわかってくれない~カウンセリングに通う少女たち~』を読んだからでしょうか。
著者は臨床心理士として学校や病院でカウンセラーの仕事をなさっている方です。
梶原さんは自分が思春期に出会った『お姉さん』という、十歳ほど年上の女性との出会いを綴っています。彼女自身も『お姉さん』との会話の中で未来を楽しみに歩いていく事ができたようです。
彼女にとって『お姉さん』は、わかってくれる大人。
だからこそ先を生きている人間としてのアドバイスを聞きいれることが出来た。

僕たちは色々な経験をする。
そしてその中で『こうすると失敗する』を覚える。
だから後を続く人間たちに『失敗しない事』を教えようとする。
でもその教え方が、時に誰かの価値観を否定しているのかもしれない。

この本は梶原さんがカウンセラーとして接した様々な少女たちとの出会いを綴っています。
堕胎をした少女、拒食症、自傷行為…。
様々な問題を抱えた少女と向き合う彼女は、決して否定から入りません。

こんな事をするからこうなるんだろ。もうするなよ」と言ってしまうのは簡単な事です。
でも梶原さんはずっと話を聞き続けます。
時に簡単な質問を投げかけながら、じっと話しを聞いてあげます。

大事なのはこういうことなんだなぁ…。
もし今、自分の子供や周囲の年下の気持ちがわからないという人がいれば、この本を読んでみて欲しい。そしてじっくりと相手の話を聞いてみてほしい。きっとそんなに自分が子供だった頃とは大きく違わない、等身大の人間の姿がみえてくるはずです。
何かを伝えようとするのは、その後でも遅くは無いんだと気づかされた一冊でした。



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