About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事

本棚

カレンダー


09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
旗本退屈男 第三話『後の退屈男』/佐々木味津三
旗本退屈男の第三弾はなかなか推理小説らしさを増した一作です。また額の三日月の傷が強調され、退屈男のキャラクターがより協力に打ち出され始めているのが特徴的です。

あるとき、退屈男こと早乙女主水之介は京弥を引き連れて御前試合を見に行っていました。

そういえばここで作品中余り意識していなかった様々な設定が再認識されます。
早乙女主水之介は旗本という身分だったので、この御前試合にへの参加を命じられています。
ちなみに早乙女主水之介といえば月代を伸ばした侍らしからぬヘアースタイルが特徴ですが、これに関しては『無礼講というお許しに御免を蒙って』免除してもらっていた様子。
また、彼が生きる時代は綱吉が将軍だった元禄の時代。退屈、退屈と言うだけあって江戸時代でも最も平和で庶民文化が発達しつつあった時代です。
よってこの御前試合の観覧席でも犬が旗本よりも上座に座っていました。
退屈男はこれが気に入らないのと少し遅刻した事を理由に一般席へ座っていました。

さて、事件はその中の早駆けの際に起こりました。
試合の終盤、デッドヒートが繰り広げられている中…どこからか鉄の扇が投げ込まれたのです。
マーニャだ!
一人はそれを辛くもかわしたものの、その向こう側に居た騎手に命中してしまったのです。

退屈男は何かしら退屈払いになるのではないかと扇の直撃で落馬してしまった騎手の様子を見に行くのだが、裏では少し様子が違っていた。
騎手は絶命していたのだ…。しかもその腹からは血が滴り、馬具の中からは毒蛇が出てきた―。

ネタバレ等は続き以降で。


ちなみにこの遺体の状況を見るときに思いっきり町役人を叱り付けていた早乙女主水之介は手柄を譲る事を約束しています。
あんまり酷く言い過ぎたと反省したのか、畑違い扱いされてむかついていたから皮肉の意味を込めたのか真偽は不明ですが、退屈男の男っぷり発揮のエピソードでした。

さて退屈男は馬の鞍から毒蛇が出てきたという事で馬丁を調べに向かいます。
そしてその調査の中で、裏で手を引く黒幕へと行き着くのです。

トリックは酷く簡単。

鉄の扇で騎手の命を狙った犯人。
毒蛇で騎手の命を狙った犯人。

二人の犯人ではなく一人の犯人が仕掛けた二重の罠である事を念頭に読めば犯人が浮かび上がってくるはず。
そう、死んだ騎手とデッドヒートを繰り広げ、鉄の扇をよけたアイツです。

もし扇を避け損ねたら…?
そこまで考えないのは、いつの時代のミステリーもお約束でしょう。

事件を解決した退屈男は意味深な台詞を残して江戸の町を去ります。
退屈じゃ、退屈じゃと思うていたが、今となって思い返してみると、やはり人が斬りたかったからじゃわ。―しかし、もう斬った。久方ぶりにずい分斬った。そのためか、わしはなんとのうこころ寂しい

退屈男の行き先は、次回以降で…。

>

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/627-1ecf4790
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonで探す

本の虫を管理する!

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記