About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事

本棚

カレンダー


09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
木曽の旅人/岡本綺堂
岡本綺堂さんの怪談は、シチュエーションホラーの原点にしっかり立っています。

今やホラー映画は日本の十八番。
日本のホラー映画が世界中を震えさせ、ハリウッドでリメイクされる…。
そんな時代になりました。

岡本綺堂さんも怪談を書かれているので、怪談の原点に立ち戻るつもりで手にとって見ました。

物語は木曽の山奥に小屋を構えて息子と二人で暮らす猟師の体験談です。
その家に旅人が立ち寄った。
二十四~五歳くらいの若い旅人は愛嬌のあるやさしげな人物だったが、彼の息子や途中から旅人のもてなしでの宴に参加した猟師仲間の飼い犬は異常なまでにその男におびえていた。
酒に握り飯に刻みするめ―。

最初のうちは気前のいい旅人と地酒ばかりで久しぶりに違う酒を飲めた男達は気分良く酔っていたが、段々と子供の異常な怯えっぷりや、犬の興奮具合を見て疑念を持ち始めて、泊める事はせずに帰らせることにした。
そして次に彼の姿を見たとき、彼は自殺をしていた―。
近くで自分の連れの女を殺して逃亡中だったのである。そして追い詰められた彼はピストルで自らを撃ち抜いたのだ。

この物語で面白いのは『旅人』は、人殺しだったが、ただの青年でしかなかったということです。では、子供が怯え、犬が興奮して威嚇していたその理由は…?

きっと殆どの人は読んでも表面上は何も怖くないんです。
猟師が美味しく飲み食いをした、子供や犬は妙な反応をした、実は人殺しだった。
それだけの事です。

『なぜ人殺しに子供や犬が過剰反応をしたのか』を想像させると、ヒヤッとする。
日本の怪談の真骨頂は相手の想像力を掻き立てるところにあるのではないでしょうか。



テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/556-29f38041
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonで探す

本の虫を管理する!

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記