本の虫、中毒日記

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Fujisaki

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基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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芝生の影―シャーロック・ホームズのある冒険/バリー・ジョーンズ(シャーロック・ホームズの新冒険)
正統派の贋作ホームズです。
トリックもコナン・ドイルが好きそうな感じです。
ちなみにこの作品、本格的なのもその筈、ジューン・トムスンが作品化されなかった事件を再現しているのと同様に、ムア・エイガーとの出会いのきっかけとなった事件を描いた…という設定になっています。

ムア・エイガー医師が美しい農村であるバックレーで請け負っている患者でただ一人農家ではない家があった。
五年前にこの村へ越してきた牧師の家で、そこの息子はもう四年も前から進行性筋萎縮症を患っていた。既に初期の症状が出始めている彼が、ここ最近毎日午後になると大きな鉤鼻をした背の高い、シルクハットをかぶった男がやってくる…正確に言うと、彼の部屋から見える庭にその影が伸びているというのだった。
その話を聞いた父親の牧師はばかげた妄想と決め付け、そんな話に付き合って息子の妄想を助長させようとしているとして意思を追い払ってしまったのだった。
しかし話はそれだけでは終わらない。
その晩、たまたま急患の元へ行っていた医師が帰りに牧師の屋敷の前を通ったところ、話に出てきた男性の影がつけていたのと全く同じようなシルクハットや衣装を燃やしている牧師を見つけてしまうのだった。

いったい『影』の持ち主とは…?

ネタバレ等は続き以降で。


まぁ無理があるといえば無理のある設定です。
影は煙突でしたっていう。
その煙突の作り上げた影と、過去に存在した人物とがたまたまそっくりで…。

考えるな、感じるんだ!!

ということにしましょう。
ただその妄想を利用して二人を精神的に追い詰めようとする犯人、犯罪に至るまでの犯人の心理描写…この辺りはコナン・ドイルが好きそうな展開です。

色々と贋作ホームズを読んでいて思うのは、コナン・ドイルという人は現在にまでつながる様々なトリックの原型を作り上げていった一人でありながらも、その作品において常に重視され続けているのは人間の心だということでしょうか。
贋作ホームズで読後に正典と似た感じを受ける時は、いつも人の心理描写が繊細な作品の時のような気がします。




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