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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
プロジェクトX6 伝説の深き森を守れ ~世界遺産屋久杉の島
そりゃ、屋久島で暮らしたいと思ったからよ。屋久島で子育てしたい、屋久島で次へ次へと代を送って生きたいと思ったから、ただそれだけ、単純な話さ

今では世界遺産に登録され、大いなる自然の神秘を今に伝える重要な場所として多くの人々に感動をもたらす屋久島の屋久杉。
しかし同時に上質なその杉は建材としての需要も高く、伐採の危機にさらされたいたのです。
今やそのような危機があった事さえ知らない世代が増えてきたのではないでしょうか。
この作品ではその危機へ立ち向かった『屋久島の生活を守る会』、そしてその中心となって活動した二人の若者へスポットを当てて、保護から世界遺産登録までの道のりを追いかけます。

中心人物となったのは兵頭昌明さんと柴 鐵生さんという二人の若者です。
実は両名ともこの活動を思い立った時には屋久島を出て、東京で暮らしていたといいます。

この部分だけを知ると意外な気がするのですが、もう少し読み進めてみると島を出た人間だからこそ現実が見えたという事が判ります。皮肉なもので、現地に居る人たちは自分たちこそが一番今いる場所が見えていると信じて疑いません。
今のように観光の需要があるわけではない屋久島は産業的に恵まれているとは決して言えない島です。なので九割以上にも上る山林を利用した林業で多くの島民が生計を立てているという現実があります。
そこへ外から屋久島の自然を、山林を守ろう!伐採をやめよう!と投げかけても、そう簡単には通用しません。事実、二人も活動に専念するために東京での生活を捨て、屋久島へ戻って長期戦へ備えています。

さてこの本の中では近代化によるバランスの崩れた伐採にも触れられています。
屋久島の伐採自体は江戸期より行われてきていたのですが、当時の技術力の限界から大人複数人が10日も掛かって一本をようやく倒すという程度の規模であり、なおかつ神木としてあがめられていた屋久杉を倒すたびにお祓いを行い、新たな苗木を植えていました。
それがチェーンソーなど機械化が進み効率が上がり、また林野庁の方針でこれまで屋久杉小杉(樹齢1000年以上の杉が屋久杉であり、それ以下の杉を小杉と呼ぶ)を分けて考えていたのが撤廃され、すべてが一般材木として伐採され始めたのです。

国有林とされ、林野庁の元で伐採が進められたことで島と島民との共生が崩れてしまったのです。

僕たちは科学が進歩して、いろいろなことができるようになりました。
昔、専門の林業従事者たちが何日も掛かって切り倒していた屋久杉。
今なら、おそらく少しやり方を教えてもらえば僕たちでも屋久杉をその時代より早く切り倒すことができるのでしょう。
しかしその代償としてバランスを崩してしまった。

そしてその結果、台風の直撃を受けた伐採地で土砂崩れが発生してしまいます。
これまで森が台風の被害から人々を守っていた事に、そして『島と森は一つだ』という事に人々が気づき始めたのです。

科学は進歩なのでしょうか?
こうした本を読んでいると時々判らなくなってしまいます。



今回、記事作成に当たっては電子書籍のスペースタウンブックスさんで購入しました。

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