本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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伊香保殺人事件
おなじみ浅見光彦シリーズで、今回の事件の発端は家政婦の須美子。
里帰りの為にレンタカーのコルサ1300で出て行く須美子…。彼女がその先で巻き込まれた事件とは!?

…冒頭で一番印象に残るのが、浅見光彦がソアラの貸し出しの提案をする事(理由は少しくらいぶつけても平気だから)や、雪江未亡人が街角を曲がって行ってしまった須美子を、ずっと見守り続けていること。

どれほど心配しとんねん。

そんなおっちょこちょいなキャラクター設定だっただろうか…とか思うものの、トラックの運転もしていたことがあると豪語する須美子は旅先で

しっかり事故をする。

その事故がきっかけで事件に巻き込まれます。
もう帰りますという電話を受けていた浅見家では、事実関係の確認も取れない時点で『事故』を既定路線に慌てふためく。
実にすばらしい流れです。

そこへ須美子からの電話。
坊ちゃん、助けて!

事故を起こしたすぐそばに、殺人事件に関係すると思われる車両があり、浅見光彦の兄、陽一郎の地位を考えて住所をぼかした為に事件の重要な容疑者とみなされてしまった須美子。
彼女を救う為に、名探偵・浅見光彦が事件の地へと足を踏み出す。

火事の寺から発見された男の死体、そしてその直後に発見されるその妻の死体。
二人の過去を探っていくと、やがて政治、金、踊り、そして竹下夢二…。
これらのキーワードが、事件解決へと絡み付いていく。
日陰道を二人三脚で、日のあたる場所まで登りつめた夫婦に、一体何があったのだろうか…。

ネタバレ等は続き以降で。


夢二の息子!?
奇想天外なキーワードも出つつ。
この作品で注目すべきは、伊香保の地で温泉に浸かる浅見光彦の妄想。

おれが警察庁長官になったら暴力団を叩きつぶすのだが―』
おっさん、おっさん!
温泉で何を考えてるんですか。
どういう前後関係でその妄想に至ったのかは、読んで確認してください。





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