本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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モンスターたちの交響曲/ソードワールドリプレイ集2

ソードワールドの善悪のあり方、そして人間とモンスターというテーマに一石を投じ、その後のソードワールドのみならず広いファンタジーの世界に影響を与えたリプレイ集史上屈指の名作がこの『モンスターたちの交響曲(シンフォニー)』です。
ソードワールドを舞台とした作品で見られる特徴に、決してモンスターという存在自体を悪としないという傾向があります。モンスターがいて、襲ってくるから戦う。それが無ければむやみに折衝をすることを目的としない―。

これはソードワールドの経験点においてモンスターの殺傷がそれほど重視されていないという事もあるのかもしれませんが、このモンスターたちの交響曲の中で見せたスチャラカ冒険隊…そしてアリシアンの悪とは何か?を問うた一場面は、こうした傾向に大きな意義を残していきました。

先の事件でバーナスの用心棒としてデルヴァン・オーブを手にした一行。暫くは身を潜める意味も込めて彼と一緒にそのオーブが収まるべきデルヴァの砦へと向かう事になったのだが、その途中でバーナスは暗殺者の手によって倒れてしまいます。
一命を取り留めたバーナスを残して、彼らは一足先に砦へと向かうのだった…。

ネタバレ等は続き以降で。


この物語では山本 弘さんのキャラクターの中でも高い人気を誇るシャドーニードルが登場します。
ディーボとの命がけの死闘という名シーンもあるのですが、美しくないとぼやきながら用意したザボのクロスボウのクリットによってあっさり殺されてしまいました。
『な……なんで5レベルの殺し屋をこんなに簡単に殺すんや、君は!』
この悲観的な叫びに思わずうなずいたGMの方も多いことでしょう。

旅の果てにたどり着いたデルヴァの砦…そこにはライヴェルという女性がおり、人間に親を殺されたモンスターをかくまって育てていました。彼女の信念…『正しく育てれば、きっと優しい性格になるだろう』は身を結び、この砦に住むモンスターたちはライヴェルを母と慕い、人間にむやみに襲い掛かろうとしないやさしい心の持ち主として育っていました。

バーナスはオーブの力を再発動させることで、人間に襲われることのない心優しいモンスターたちが安全に暮らせる秘密の楽園を作ろうとしていたのだ…。

そこでスチャラカ冒険隊の一行はモンスターと楽しい一夜を過ごし、ライヴェルの掲げる理想が真実であることを実感した。
ちなみにこの楽しい宴の中で不意にアリシアンが口にした『モンスターの孤児院を慰問に来たスチャラカ冒険隊よ』という言葉…これ、実はソードワールドリプレイ集で彼らの呼称となった『スチャラカ冒険隊』という言葉の由来です。
別に誰が決めたというわけではなく、物語中に最初に出てきた彼らのグループ名だったので、そのまま定着してしまったようです。

しかしそこへバーナスから事情を聞いた悪を討伐するファリスの神官戦士達が訪れる。
モンスターたちが巣食う砦…事情を知らない彼らにとっては自らの信心に従ってこの砦の掃討にやってきたのだった。ハーピーを人質に取られ、絶体絶命の状況の中、アリシアンは武器を捨て、神官たちに立ち向かい、そして問いかける。

『殺すんですか!?ファリスの神官が無抵抗な女の子を!縛られてるハーピーを!?』

結果、この砦はライヴェルとファリス教会が共同で管理をし、ファリスの教えを説きながらモンスターたちを導いていく事になる。
いつか人間と彼らが共に暮らせる社会を作ることを目指して。

『どんなモンスターだって生まれた時は無垢だと思うんですよ』この一言が後のソードワールドの方向性を決定付けたといってもいいでしょう。このときの雰囲気は実際に手にとって楽しんでみて下さい。

ところでこのモンスターたちの交響曲。アリシアンが主役の物語だという評判が大多数なのですが、よく読むとところどころでディーボがいい発言をしています。目立たないけど





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ソードワールド初期に行われた、ソードワールド…そしてTRPGの楽しさを伝える為のリプレイ集、最終巻に収録されている第一作目です。 前作で海が見たいということで北へ向かった一行。 …海は海でも凍りつい...
2011/01/30(日) 11:51:58 | 本の虫、中毒日記

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