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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
プロジェクトX挑戦者たち-夢のロータリーエンジン誕生
プロジェクトX内で取り上げられたマツダが世界で唯一量産しているロータリーエンジン誕生秘話をコミック化したものです。

ロータリーエンジンといえばマツダの代名詞。
古くはコスモスポーツ、最近ではRX-7やその販売中止を受けてロータリーエンジン復活の象徴として登場したRX-8がありますが、ではどうしてマツダはロータリーエンジンを開発しようとしたのでしょうか
通常のエンジンはピストン運動をクランクシャフトの円運動に変えることで動力を得ます。
しかしロータリーエンジンはローターがハウジングの中を回転することで中心同士を偏心させてある出力軸に回転力を伝えます。
ピストン運動を円運動に変える場合と違い、最初から円運動を行っているロータリーエンジンはエネルギーのロスが少なく、小型軽量で大きな出力を生み出すことが出来るのです。
事実、当時の自主規制一杯となる280psを発生させていたFD3S型のRX-7の排気量は1300CCです。

しかしそんな夢のようなエンジンも様々な国で様々な技術者が挑んでは失敗した幻のような存在でした。
そのようなエンジンを、乗用車の開発を始めたばかりの広島の自動車会社、東洋工業(マツダの旧社名)が開発しようと決めたのには、業界再編の動きの中で会社を存続させるのに充分な技術力と商品を持たなければ、会社自体が再編の波の中で消されてしまうという危機感からでした。

そして、その開発に選ばれたのは伝説の技術者であり、後にロータリー47士と呼ばれたロータリーエンジン開発部の責任者である山本健一さんでした。

ネタバレ等は続き以降で。


社運を賭けたはずのビッグプロジェクトも、引き受けた本人から周囲の人間にいたるまで左遷されたような気持ちだったそうです。
ロータリーエンジンの開発に初めて成功したとされるNSUとかなりシビアな内容で技術提携の契約を結んだ上に、提供されたロータリーエンジンはローターとハウジングの衝突によってできるチャターマークという傷が解決されていないようなもので、全くの未完成品だったのです。

事実、ロータリー開発の為に声をかけて集まった人員は47名で、平均年齢は25歳。
中堅社員にとっては係わり合いを持ちたくない部署だったことがよく解ります。
それでも徹底的に研究、実験を重ねた結果…マツダはついにロータリーエンジンの完成にこぎつけます。
そして誕生したのが、宇宙に行く時代に誕生したロータリーエンジン搭載車…コスモスポーツだったのです。
あぁ、そんな意味があったんだなぁとしみじみ思いました。

これは会社を救うためにどうしても独立した技術をと願う松田恒次社長や、ロータリーエンジンに対する社員の愛着があってこその成功なんだなぁと思います。

おれたちのロータリーエンジンだ

何気ない一言。でもなんて誇らしい一言。

この本で最終到着点としてル・マンの24時間耐久レース制覇が挙げられています。
レギュレーション変更による最後のロータリー参戦での優勝はまさに見事…。
これもまたオイルショックで失墜したロータリーエンジンのイメージ回復のための参戦でした。

フォード傘下に入った際にも守り続けたロータリーエンジン。
マツダが愛し、育て続けたロータリーエンジン。

ようやく経営も立ち直ってきたようです。
そろそろどうでしょう、あのオオカミに似た咆哮で、復活の名乗りでも上げてみるのは。
それがRX-7でも、コスモスポーツでも…、今度は世間が待っているのだから。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学


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