本の虫、中毒日記

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まだらの紐の復活/エドワード・D・ホック(シャーロック・ホームズの新冒険)
これだよ、ワトスン!これがまだらの紐の牙だ。ほんものにまさるとも劣らない恐ろしい凶器だ!

パスティーシュといえばこういうのでしょう!?という方も多いはず。
パロディとしては定番、まだらの紐の続編、後日談です。

まだらの紐事件から五ヶ月―。
ベーカー街の下宿をジプシー上がりの鍛冶屋が訪ねてきた。
彼はまだらの紐事件の舞台となったストーク・モーランに住んでいた。ちなみにロイロット博士に川へ投げ込まれた人物です。
事件の後、ロイロット博士が飼っていた様々な動物達は依頼人の弟に引き取られていた。
その動物の中には、あの事件を引き起こし最後にはロイロット博士の命をも奪った猛毒蛇がもう一匹残っていたというのだた。
そして結婚に反対していた兄の嫁、サラにその蛇を見せるなど脅して見せたというのである。

依頼人は悲劇が繰り返されることを恐れ、その予防をホームズへ依頼してきたのだった…。

ネタバレ等は続き以降で。


ホームズはとりあえず依頼人に住むストーク・モーランへ向かい、依頼人の弟に会って忠告をしたが、当人は弟やその嫁のことも関心はないし、蛇は毒を抜いていると応えるばかりでした。
そしてこれで予防にはなったであろうと依頼人へ報告へ上がったのだが…依頼人は肘掛け椅子に腰掛けたまま死んでいた。
そしてその首には蛇の牙の後が一対―。

またしても、まだらの紐のしわざだ!

と、まぁこんな物語です。
トリック自体は原作に対する世間の批評を知っているのか、より現実的な手法に摩り替えられています。
原作ほど冒険にあふれた雰囲気ではないものの、いわゆる本格派として事件解決に必要な全てのヒントがちりばめられた上で描かれていることも含めて読み応えたっぷりの一作でした。
これならコナン・ドイルも納得…なんじゃないかな!?














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