About Me

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事☆

本棚

月別アーカイブ

お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
幽霊の部屋/ゲイリー・アラン・ルーズ(シャーロック・ホームズの新冒険)
冒頭、叙情的な表現でワトソンが悪天候を語るというシーンから始まります。
ゲイリー・アラン・ルーズさんの描くワトソンの詩的な表現は美しいものの、なんだか少し本家のワトソンとは雰囲気が違います。こういう微妙なところの再現って難しいんだなぁと言うことを、僕は贋作ホームズを通して知りました。

閑話休題。

そんな悪天候の中、ベイカー街を訪れた依頼人は話の内容から自分がくるっていうるのではないかと思われるのではないかと気にしながらある話をはじめます。

彼女はインドの暴動で重傷を負って退役する事になった夫の回復を待って、イギリスに住む大叔母の屋敷へ移り住む事になった。
しかしようやく屋敷を訪ねた時、状況は思っていたのと少し違っていた。
陰鬱な雰囲気をまとった屋敷、そしてひどく健康を害して弱りきっていた大叔母―。
変わり果て、自分の面倒を見てくれていた依頼人の従兄妹に辛く当たる様子などを見て、気分が落ち着かなかった依頼人は温かい牛乳でも飲もうと夜に部屋を出た。
しかし、その時に見てしまったのだ。

幽霊のいる部屋を―。

ネタバレ等は続き以降で。


慌てて寝室へ戻って夫を起こして再び現場へ行ってみるが、そこには幽霊のように見えた物も、そして廊下に転がっていたはずのがらがらや手袋はなくなっていた。開け放しになっていたドアの中も何の異常もなかったのだった…。

そういえばホームズはこの事実に対して『彼女が何かを見たことは確かだ。しかし、そのほんとうの性質を誤解したことも、同様にたしかだ』と彼女が見たものが幽霊などの類ではないことを語っていますが、その一方で『この世には多くの種類の怪物があって、みんながみんな超自然的であるわけじゃない』とも語っています。
この辺り、本家なら言わないよなぁ〜と、ちょっとはにかんでみたりします。

さて二人は実際に屋敷を調査する前に家事使用人を斡旋する事務所を訪れています。
この時代ならではの業態があるんだなーと思わず感嘆しました。
そこで知ったのは二ヶ月ほど前に屋敷に務めていたふるい従業員が一斉に解雇されているという事実でした。
その時期は依頼人たちに親切にしてくれていた大叔母と最後に文通を行った時期と重なっていたのだった…。

と、まぁこんな感じの物語です。
表現に幾らか違和感を感じたものの、物語の展開などはコナン・ドイルがそのまま描いていそうな内容で、上手いなぁと思います。やっぱりこの時代の物語はイギリスに裕福な層が多かったのでしょうか、遺産にまつわるエピソードが正典、パスティーシュ共に多いです。

さて、最後に。
物語のラストで依頼人から成功報酬を受け取るホームズの姿があります。
分厚い札束の入った封筒』。
なんだか分厚いお札が入っていそうな表現です。
札束の入った分厚い封筒…の方が良くない?

なんだか今日の僕はやけに細かい表現が気になるみたいです。
でも、面白かったです。

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/466-f58e3c44
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonさんで探す

便利なRSS

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記