以前、熱帯魚・金魚&水草の楽しみ方を読んで、意外と充実した内容に驚いたものですが、今回は『動物園の動物たち』を手にとって見ました。タイトルや紹介の仕方はあからさまに低年齢別ですが、目と科で分け、大きな写真と体調や体重、分布などを掲載している内容は大人が読んでも充分に楽しめる一冊です。
子供の頃には何度か行った記憶があるものの、今や懐かしの動物園。
最近の動物園事情はどんなもんでしょ?と開いてみれば、百獣の王ライオン!トラ!チーター!ヒョウ!
続々と登場する大物たちに思わず胸躍る僕!
…で、あれ?
ベンガルヤマネコ…?カラカル…?オセロット…?
最近の動物園はなかなか珍しいものを用意している様子。
ちなみに一番感動したのは真っ白な体に黒の斑点を持つユキヒョウ。
寒いエリアに住む動物は比較的大きくなる傾向にありますが、こちらはヒョウよりも少し小柄です。
住んでいるエリアが岩場や森林だから動きやすい体格になったのでしょうか?
話題のパンダを横目で見つつ、クズリの人でも殺しそうな形相に思わずページをめくる手を早めたり。
この一冊、なかなか動物園疑似体験っぽくて良いぞ!
イヌ科にはイヌ科最強と紹介されるハイイロオオカミがいます。
日本で絶滅したエゾオオカミもこの仲間。
体長は1000mm〜1600mm。でかいです。こんなの追いかけてきたら死ぬ気で逃げるなー。
仕事でよく田舎道を走るのですが、その時に出くわす定番といえばキツネやタヌキ。
両方とも動物園にいるようで、驚きました。自然が減ってきてるんだなーと妙に納得。
象はアフリカゾウとアジアゾウ。
ちなみにアジアゾウの方が一回り小さいようなのですが、アフリカゾウが4500〜7500kg、アジアゾウが4000〜5000kg。どっちもすごすぎてピンときません。
読んでいて思ったのはウシ科の動物が意外と充実していること。
珍しい動物が多いです。
そういえばニホンカモシカも牛の仲間。どう見ても毛深いウシです。
カモシカのような足という褒め言葉がありますが、これを見る限りカモシカのような足は太くて毛深い足だと判断せざるを得ませんが、実はこの用法のカモシカが指すのはレイヨウの足だそうです。
我らがサルの仲間も充実していますが、ニホンザル、シシオザル、キンシコウと立て続けに物悲しそうな顔。
特にキンシコウは親子で抱き合いながら悲しい表情を浮かべているので、なんだかこちらが罪悪感を感じます。もう少しいい写真はなかったのだろうか。
また『頭のいいサル』という紹介が添えられたチンパンジーはコブシを作り、歯をむき出しにしているなんだか頭の悪そうな顔をしています。
子供向けの内容らしいことは先述の通りですが、意外と面白いです。
子供の頃ならこういう本を読んでも写真や大きさばかりに目を奪われていましたが、今こうして大人になって読んでみると色々な解説文にその動物の暮らしぶりなどが出ていて、今まで知ったつもりでいた動物の別な表情が見えてきて面白いものだなぁと気づかされました。
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