本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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家裁の人 遺言検認[ユズ]/魚戸 おさむ, 毛利 甚八
報いが必要なのは本当の罪だけです。その人が一生罪を持ち歩かなくていいように…

まるで本人自身が植物であるかのようにおっとりとした性格の桑田判事が主人公を務める家庭裁判所の物語から遺言に関する遺言認定のケースだけを抽出した話です。

仕事熱心ではあるものの決して出世を考えている風でもない…そんな桑田判事は植物好き…それも観察する事が好きという人物で、物語のタイトルも植物の名前になっており、それになぞらえて揉め事を処理していきます。

彼は町中の植物を熟知しており、どこに家でどんな植物が栽培されているのか?が全て頭にインプットされているという不思議な人物です。
この人物像は家庭裁判所の判事という職を務める彼にとって大きな役割を果たします。
庭の植物を知るということは、その町を知ること。
そして、その町に暮らす人々の心を知ること―。

時には『アケビ』のように、町を見続けた観察眼がそのまま活きる事もあれば、『ユズ』では植えられているユズのが孫の代まで実をつけないといわれている事から、ある遺言状に秘められた故人の真意を読み解いたりしてみせる事もあります。
しかし彼は一つの出来事を解決して見せても、えらぶる事もない。
花を見たかっただけですよ』そんな風につぶやくばかり。

客商売をしていて人と携わる時に大切なのは、その人の生活を知ることだと思います。
それは仕事であったり、家庭環境であったり、趣味であったり、金回りであったり…。
桑田判事は家庭裁判所の判事という仕事をする上で大切なのは町を知ることだと思っているのでしょう。そして町を知ることは花を知ること…。



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