本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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アパートに妖精がいる~お茶をどうぞ/アガサ・クリスティ(おしどり探偵)
トミー夫人には、いささか探偵業に従事されるのも、おもしろいんではないのかな

トミー&タペンス夫婦が国際秘密探偵社を開設するまでのお話です。

結婚したときには何でも返るお金に愛すべき旦那様…という結婚生活にばら色を思い浮かべていたタペンスだったが、そんな生活に物足りないものを感じ始めていた。
そう、彼女が求めていたのは刺激だった…。
以前、危険に満ちてはらはらしながら過ごしたあの生き生きした日比のことを考えてみてよ
彼女は毎日の生活に退屈をしきっていて、帽子を買う事以外は楽しみを感じられないといった様子。

もうこの夫婦関係そのまんまな会話です。
トミーの方はといえば平穏な暮らしを望みんでおり、タペンスからは『暮らしに余裕が出来て、栄養もたっぷり、肌などテカテカして、何の心配なしに毎日を送ってる』と痛烈な皮肉を食らっています。
ちなみにトミーが自分が居なくなってありがたみを判るようにさせようと浮気をにおわせた際には、『あなたがほかの女に夢中になれないことぐらい、あたしは百も承知よ』と余裕の一撃。

この流れだけでこの本の方向性がはっきりと見えてきます。

さて、そんな夫婦の下を訪れた局長のカーターから提示されたのは、ブラント探偵事務所という探偵事務所の建て直し―。トミーはなんと、夫婦でこの探偵社を経営することになったのだった…。

最初の事件、『お茶をどうぞ』とネタバレ等は続き以降で。


そういえば『アパートに妖精がいる』というタイトルは、部屋の写真に妖精が写っている為に何かが起こる前兆としての出来事でした。
写真の妖精を見つけた時のタペンスの第一声は『コナン・ドイルに知らせましょうよ』。
この辺り、やっぱりアガサ・クリスティーは上手いと思う

その最初の事件が『お茶をどうぞ』。
既にこの時代でも探偵社に対する需要は離婚問題に関するものばかりだったようで、広告に離婚問題に関して扱わない旨を追記する必要に迫られている彼らの元を訪れた一人の若い男性。
彼らはこの依頼人を前から準備しておいた通りに忙しい振りをして依頼人を迎え入れるのだった。

実はこの事件、タペンスの持ち込みで、彼女はそもそも事件(?)の一切合財を知っています。
身分違いの恋をする二人。なかなかプロポーズを受けられない彼女は失踪事件を起こした。
…失踪する直前にトミー&タペンスの探偵社の話を吹き込んで。
そうすることで相手に決断を迫ったのだった…。

そしてまんまと相談にやってきた依頼人に、タペンスは自信満々の対応をする。
事務所の総力を挙げて24時間以内に事件を解決してみせる―。

ちなみにタペンスが提供したのは『二十四時間内速決サービス扱い』という名称のサービスで、金額は通常の二倍でした。
やっぱり女が強いんだなぁ…。

妙に現実的な気分にさせられる作品でした。




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