本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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二人の共作者事件/サー・ジェイムズ・M・バリー(シャーロック・ホームズの災難 上)
探偵:シャーロック・ホームズ 語り手:ワトソン

これまでが探偵小説を書いている作家による贋作ホームズでしたが、ここからが著名文学者篇となります。
トップバッターはサー・ジェイムズ・M・バリー。ピーター・パンの作者です。
実はこの短い贋作ホームズこそコナン・ドイルが『数あるパロディのなかの最高傑作』と評した作品なのです。
これは実は内輪ウケな作品で、バリーとドイルが共作した『ジェイン・アニー、または善行のご褒美』の興業が失敗に終わった際にバリーからドイルへ送られたジョークのようなホームズパロディです。

冒頭は驚くほどストレートなホームズのパスティーシュ。
ただしホームズはもくもくと事件をまとめているワトソンの輪郭スレスレへ銃弾を打ち込み、驚くほど精巧なワトソンの肖像画を撃ちあげるといった、少し違和感のあることをしています。(本当はヴィクトリア女王のイニシャルを撃ちこむ、愛国心溢れる行為です。…まぁなんにせよ室内ですることではないけども)

窓から見える二人の男。
デュランツ・プレス評論を破いたり踏みにじったりしている様子を見て、ホームズは『コミック・オペラの共作者だよ』と推理する。
ちなみに推理を聞いたり、驚くたびにワトソンは天井まで飛び上がる為、既に天井はかなりへこんでいたとのこと。

そしてその男の一方は『長い間僕の優れた仕事の名誉をわがものにしていたんだ』という人物。
そう、彼らは既にこの文章の中に名前を連ねている人物です。

依頼の内容は彼らが書いたオペラに客が入らなかった理由―。
そして鮮やかなホームズ(=バリー)の推理。

「ばかだな!僕のおかげで、これまでぜいたくすることができたのに!」
これは劇を一通り見て理由を考えて欲しいという提案を断ったホームズが消される直前に発した言葉です。

うむー。
この作品、いつ作られたんだろう。
1993年に劇をしているのですが、『最後の事件』(1893発表、一度ホームズが死んだ事になる作品)前後で、意味合いが変わってきそうな一言です。



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