『三月三十日付朝刊一面トップ』
殺人犯と、その周囲の人々の目線から連続殺人を追う小説です。
冒頭がいきなり『エピローグ』な事から、この小説は人がどのようにして殺戮に手を染めていくのか…を描いた小説のように思われるかもしれません。
異常性愛による殺人―。
いまでも世界各地でそのようなニュースが見られます。
確かにこの本はそうした事件を犯人の目線から…、そして自らの家族が犯人なのではないか?という家族の目線から追います。
安孫子武丸さんの作品としては異常なほどに陰鬱で凄惨な文章。
そして随時にちりばめられている岡本孝子さんの『夢をあきらめないで』、『はぐれそうな天使』、『見送るわ』のフレーズ…。
この本はそれ以上に触れれば全てがネタバレになってしまう。
ヒントは二つ。
冒頭の一文、そしてこの本は叙述トリックであること。
本の価値が半減しても良い人は、ネタバレ等を続き以降で。
プロフィール
ブログ内検索