本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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ウィッシュルーム 天使の記憶
DSで、ミステリー。

CMでのキャッチコピーも斬新だったNINTENDO DS用ゲーム、『ウィッシュルーム 天使の記憶』。
舞台は1979年、アメリカ。
主人公は元刑事のサラリーマン、カイル・ハイドという男です。
彼は同じくもともと警察出身の社長の下で訪問販売の仕事をする傍ら―いわくつきの探し物をするというレッドクラウン商会に勤めていた。
そして今回もその仕事がカイル・ハイドの下へ舞い込む。

ホテル・ダスクで忘れ物を見つけ出してほしい―。

彼はその目的のためにホテル・ダスクへ宿泊をする。
そんな彼が宿泊した部屋はWISHと名づけられた、願いのかなう部屋という評判の部屋だった…。

カイル・ハイドが胸に持っていたある願いとは…。

刑事時代、自分を裏切って逃走した親友、ブライアン・ブラッドリーとの再会。
複雑に絡み合う人と人の糸は不思議に、ひとつの場所へつながっていった。今夜こそ、ブラッドリーにつながる手がかりを手にできるかもしれない…。
何かを隠している宿泊客たち、そして言葉を失ったなぞの少女ミラ。
カイル・ハイドは絡み合う糸へ、そっと手を伸ばした。

このゲームは『DSで、ミステリー』というキャッチコピーどおり、DSでアドベンチャーゲームをするという醍醐味をふんだんに盛り込んだ作品です。
まずワンダースワンを思い出させるような、ゲームを縦にしてのプレイ。
これにより、左画面と右画面でキャラクター同士が向き合って会話をするというシチュエーションができ、聞く側と話す側両方の表情を見ながらストーリーを楽しめます。

また、移動もユニークです。
タッチパネルを利用した見下ろし方の画面での操作により、もうひとつの画面が3Dでホテル内を歩いていく。慣れるまではタッチパネルの見下ろし画面ばかりを見てしまいますが、慣れればなかなか面白いです。
3Dの画面の雰囲気はPS初期に出た時空探偵DDを思わせる感じです。

ゲーム自体は結構シンプルです。
会話と物証を集めて物語を進めていきます。
イラストも本の挿絵のようなシンプルなイラストを採用し、それが自由自在に動き回るという点で新時代を感じさせる程度に留めてあります。
途中、タッチパネルの特性でペンを使った操作がある事など、DSならではの操作以外ではクラシックなアドベンチャーゲームだと言えるでしょう。
難易度も低めで、失敗しても近いシーンから再開出来る、何が失敗だったのかが分かるという設定で、一発ゲームオーバーのシチュエーションが多くても、二度目はすんなりいけるように作られています。

操作面で目を引いたのは、まず左利き用の設定があること。
これ、ゲーム機を縦にするのにタッチパネルを左右どちらにくるようにするのか?というもので、タッチペンを持つ手が左の場合は左に画面が来るようにすればいいという簡易的なものです。
ただ僕の使用感ですが、画面が左にあるという以外は左利きに使いやすいようには出来ていません。
たとえば会話を進めるのに三角形のマークをクリックするのですが、右利きでは右側のタッチパネルで画面右端にあるそれをクリックすればいいので手は邪魔にならないのですが、左利きの場合では左側のタッチパネルの画面右端にあるマークをクリックするので、タッチパネルの前を手が通る。
難解な操作はほぼ皆無なので、気になれば右利き用で遊べばいいでしょう。

また禁断の(?)、本体を閉じるという動作までゲームに盛り込むなど、アドベンチャーという以上にDSの性能を使い切ってみました!という斬新さのあるゲームで、DS創世期らしい内容だなぁと思いました。
DSの性能を出し切るためにアトラクションが用意されているんじゃないかと思うような作りです。

しかしこのゲームで驚いたのは実はマルチエンディング
ど、どこにフラグがあったんだ…!?

ちなみに二周目では少しだけ変化があり、一周目では隙がなかった社長秘書のレイチェルに、二周目ではカイル・ハイドが手を出しています。
そういえばこの人、まじめぶって、ダニングの部屋の鏡を見てナルシストぶりを発揮したりしてたっけなぁ…。
意外とやりよります

ハイテクな操作の反面、レトロそのものの物語。
この雰囲気、正直はまります。



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