本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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十津川警部、沈黙の壁に挑む
乗り物ばかりが十津川警部の全てじゃない!
という事で、本作は西村京太郎さんの筆による、トラベルミステリー以外の作品です。

タイトルはダブルミーニングです。
ある事件の容疑者は黙秘を続ける…という事と、その容疑者は聾唖者だったという事。
この作品に出てくる、いつもと少し毛色の違う登場人物たちに、同じく聾唖者の弁護士、そして手話による翻訳家といった人物があります。

障害を持つ人々の生活、親の愛情。
そして、政治的陰謀。
多方面から鋭く世相を描く作品です。

この作品は日本ろうあ連盟の機関紙『MIMI』へ連載された『海の沈黙』という作品を文庫化するに当たって改題した物で、2001年にドラマ化された際には、再び『海の沈黙』のタイトルで映像化されました。

ネタバレ等は続き以降で。


この作品への評価は十津川警部シリーズへ何を求めるのか?によって評価も違ってくるのだろうと思います。
僕が知っている人には、電車通勤の際に電車のミステリーを読むことで臨場感を楽しむという目的の人もいますし、単純にトラベルミステリーが好きな人もおられるでしょう。
そういう方には、他の作品を選ぶ選択肢が正解かなぁとも思います。
推理小説以上のメッセージを著者が投げかけているのが良く伝わる作品になっています。
個人的にはこの作品で読むべきは『人間・十津川』なのかなって思います。

さて、西村京太郎さんは初期にもろうあ者の問題をミステリーの形で世に問いかけています。
初の長編となった『四つの終止符』でも同様のメッセージが投げかけられています。

でも結末の辺りは、西村京太郎さんお得意の流れですね。
暖かい感じのラストシーンは、さすがです。


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