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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
大人もぞっとする[初版]『グリム童話』/由良弥生
初版のグリム童話というのは現在に伝わるのとは似ても似つかないような残酷な表現を含むものでした。
それが新しく改筆されるたびに少しずつ表現が緩やかになり、今のような形にへと変化していきました。
これはグリム童話に限らず、例えば現在では老若男女がほのぼのと見る事が出来るTVの時代劇でも古いものになれば意外と残酷な表現が飛び出す事も少なくなく、そこには価値観の変化などもあるのかもしれません。
特にグリム童話が日本に伝わるまでに、グリム兄弟が執筆してから100年以上の月日が流れていたのですから…。
例えば最初に紹介されているお菓子の家で有名なヘンデルとグレーテル
生々しく表現される魔女殺害のシーン。
魔女の正体が母親であることに少し気づきながらも、グレーテルの反応は冷笑を浮かべて『いい気味だわ』。
しかもこの物語で彼らが殺した母親の初期設定は現在に伝わる継母とは異なる『実母』なのです。
この辺りには現在とは違う時代背景などもあるようですが、作品自体のイメージが大きく異なる初版でした。

今回、由良弥生さんが執筆したのは、グリム童話の初版~その物語の根底にある思想といった順序で紹介していく本です。
判りやすかったのはトゥルーデおばさん
これは周囲が行く事を禁止しているトゥルーデおばさんの家へ行った少女が、魔女である正体を見てしまった為に薪に変えられて暖炉に放り込まれてしまうという物語。
この物語に対する由良弥生さんの研究から出た結論は、言う事を聞かない子供へ対する『親の暗い愉悦』。
言う事を聞かないとこんな事になる…という教訓的な内容と同時に、この物語での魔女がいう事を聞かずに自らの元を訪れた少女を断罪するという展開を親が楽しむ―そんな要素もあったのではないだろうか、とのことです。
こ、こわっ。

他に紹介されている作品は以下。
・長靴を履いた猫
・わがままな子ども
・灰かぶり(シンデレラ)
・千匹皮
・赤ずきん
・ガチョウ番の娘
・兄と妹



テーマ:短編小説 - ジャンル:小説・文学


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