本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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不思議な旅行者/怪盗紳士
僕の探偵としてのデビューは、さすがにまんざらでもなかった。』

脱獄を見事に果たしたアルセーヌ・ルパン。
正式に娑婆へ戻っての最初の仕事が、彼にとっても最初の『探偵』アルセーヌ・ルパンの仕事となりました。

友人宅へ向かう途中の電車の車室で、ある婦人と時間ギリギリで飛び込んできた男と一緒に過ごす事になった『僕』。
ちなみに最初の車室から『僕」が移動した理由は同室になった七人の紳士のうち五人が煙草を吸うというものでした。この時代でもそういう感覚は既にあったんだなぁと、妙に納得。

『僕』が同室したときも不安そうにしていた婦人は後から来た紳士にも非常に不安を覚えているようだった。彼女がそうまでも怯えている理由は…脱獄したアルセーヌ・ルパンが同じ列車に乗っていると知っていたからだった。
ギリギリのタイミングで乗り込んできた不自然な同乗者…。

何事も無いだろうと決め込んで眠りこけていた『僕』だったが、急に苦痛に襲われて目覚めてみると縛り上げられてしまっていた。
僕ともあろう者が、アルセーヌ・ルパンともあろう者が!

ネタバレ等は続き以降で。


物語序盤のルパンの話をしている『僕』=『アルセーヌ・ルパン』というのは、第一作のアルセーヌ・ルパンの逮捕と同じ手法なので、最初から読んでいる人には拍子抜けの展開。
しかし今回、ルパンは出し抜かれて復讐へ走る。

噂されているルパンが自分自身なのだから心配は要らない。そんな油断から痛い目に合ってしまったルパン。
お金やスケジュールなどのメモを盗まれたものの、金額に関しては『ほんの短期間でまた自分に戻ってくるもの』と言い切っています。

この物語の読みどころは、婦人をいいように言い包めて、周囲に逃走した強盗にアルセーヌ・ルパンの特徴をイメージ付けたシーンです。
そして自分は他人を装い、奪われた金銭と重要なメモを取り戻す為に警察と一緒に『アルセーヌ・ルパン』を追いかける。
本物のルパンを縛る条件はただ一つ。
逃げ回る犯人を、自分一人のタイミングで取り押さえる事。
彼の重要な財産を守る為に必要なのは、それだけだった。

ちなみに見事本懐を遂げたルパンが犯人と共に残した手紙は『アルセーヌ・ルパンより同僚オレノ・マッソルとガストン・デリベに贈る』でした。
そして自分の財産を取り戻し、婦人から奪った宝石を入れた皮袋も返却した。
尚、その中から価値のあるものを引き抜いたのは、婦人の夫が『刑務所係りの副主任』という、ルパンに言わせると『あまりにおはずかしい職業』だったからという理由でした。




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