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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
小説 ドラゴンクエスト 上/高屋敷英夫
ドラゴンクエストの全ての物語の始まりとなった通称『ドラクエ1』こと、通しナンバー無しの『ドラゴンクエスト』を小説化した作品です。

1の主人公といえば寡黙で孤独
寂しさを紛らわせる為か、始終プレイヤーと見詰め合って旅を続けた勇者が主人公のシンプルなRPGでしたが、高屋敷英夫さんの手によって、実に魅力的な個性を与えられ、アレフガルド中を旅します。

□ 設定
まずゲーム自体の容量からか、余り語られる事のなかった竜王登場前夜からのアレフガルドについても言及されており、都市の少なさや、人の少なさまできちんと辻褄を合わせています。
竜王登場→アレフガルド襲撃→都市が滅ぼされてしまった。
そして当初残っていたのがラダトーム、ドムドーラ、リムルダール、ガライ、メルキド、そして村としては唯一マイラが残ったのみだった…。という設定です。
FC版だと滅ぼされたのはドムドーラだけというイメージでしたが、ドムドーラは勇者誕生のその日に滅ぼされています。
そう、ロトの子孫にしてドラゴンクエストの主人公、アレフはこのドムドーラの町に生まれ、そして精霊の計らいによって救われたドムドーラで唯一の生存者だったのです。

□ 主人公、アレフ
アレフは原作の寡黙なイメージ(というか、孤独)から一転、非常に熱血漢な少年として描かれています。
彼は『大人になったら竜王を倒すんだ!』が口癖の少年だった。
キメラの翼で襲撃の難を逃れた母子を見つけたのがアレフの父でした。すでに彼を抱いた母は事切れていたが、赤子は驚異的な生命力で生き残っており、そのまま養子としてラダトームの城下町で育てられ、スクスクと成長したのだった。

ちなみにアレフの熱血漢ぶりは養父の影響のようで、彼が口癖の『竜王を倒すんだ!』を言ったところ、養父は『ばかなことをいうんじゃない!』と叱り飛ばし、挙句に小さなアレフを壁まで殴り飛ばしたそうです。

その教育はバッチリで、スライムとの戦いでアレフがスライムに浴びせた罵詈雑言は以下。
一発目『このタマネギ野郎ーっ!』
二発目『このクリの化け物めっ!』
三発目『しつこいラッキョー野郎だっ!』
こいつ口、悪すぎ

□ その他の設定
物語は基本的にはストーリーをなぞりながらも、竜王の影におびえて暮らす人々の様子や、魔女の細かな設定やガライの亡霊など、原作中では語られる事の無かったエピソードの数々が盛り込まれています。
またオリジナルキャラクターとして竜王の側近である六魔将や、主人公と共に旅をする大鷲を自在に操る青年ガルチラといったオリジナルのキャラクターまで、原作を最大限に広げて描かれています。

ネタバレ等は続き以降で。



□ 説明は判り易く!
勇者が命を取り留めたのは、精霊ルビスの使いが勇者の家庭にキメラの翼を届けていた為ですが、この時にもう二つのアイテム…地図命の石をミトラ神、妖精がそれぞれ別々の二人に託して届けさせています。
しかしそれぞれ目的地の説明の仕方が妙に判りにくいのが特徴です。

キメラの翼を届けたマイルの村のマヌエルへの説明
キメラの翼を使ってドムドーラに向かい、着いた場所から十歩のところにある家
地図を届けた老魔道士ゼフィンへの説明
ドムドーラに行き、この地図を町で最も幼い者に託せ
命の石を届けた僧侶への説明
ドムドーラの町でいちばん罪薄き者にその命の石を渡しなさい

こいつら、重大な任務を背負わせる割に説明が雑すぎ。
間違えてたらどーすんだ。
特にマヌエルは、あの程度の情報でよく辿り着けたなぁ。方向の指定も無いのに!!

ローラ姫に関しては『その者(ロトの子孫)が王女の愛を得るとき、陛下(竜王)を倒すほどの力を持つ』という事で殺された事になっていますが…。
幾ら男と女でも助けられるだけじゃ惚れねーだろ、そんなに。という見地からか、二人の恋愛物語も原作とは全く違う描かれ方をしていますが、それは下巻にて。

上巻はゲームの世界観を広げ、再構築した感じに仕上がっています。
小説ドラゴンクエストの作家さんで高屋敷さんは比較的原作に忠実な作風に定評がありますが、このドラゴンクエスト1に関してはかなり広げないとゲーム自体に余り物語性がなかったんですよね。
なので原作の雰囲気を壊さない程度にオリジナルな設定が盛り込まれ、1の世界を全く新しい形で再現しています。

このストーリーでゲーム化して欲しいなぁ!

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学


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