本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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間違いだらけのクルマ選び最終版/徳大寺有恒⑫高級車の顛末
徳大寺有恒さんが人生の仕事として続けてきた人気車評シリーズの『間違いだらけのクルマ選び』。
30年の歴史に幕を閉じる、シリーズ最終版は総集編でした。

第12章は『高級車の顛末』。
日本独自の5ナンバー枠にとらわれていた時代から、日本専売車が姿を消し、海外で戦うための商品力をつけたグローバル志向の高級車へと変わっていく、その変遷を辿ります。
5ナンバーの枠にこだわって作られていた時代の高級車に対する御大の評価は駄グルマ。枠にとらわれずに作られた海外の高級車と比べると、『勝てるワケがなかった』との評価でした。
その御大がようやく日本に登場した本物の高級車と評したのが、当時は海外専売ブランドだったレクサスから登場したセルシオでした。

余り縁のない各車種とネタバレ等は続き以降で。


5代目クラウン(1977年論評)
4ドアピラードハードトップという名前からは想像しづらいグレードを加えた5代目。機能低下と引き換えの格好よさながら『なぜか人気は高いらしい』と御大も首をかしげる。

4代目セドリック/5代目グロリア(1977年論評)
一言論評が火を噴いています。
俗悪趣味の傑作車
傑作なんて言葉が混じって、一見褒めているように見えて凄いけなし方です。
ちなみに5代目クラウンも含めて、2リッターエンジンの力不足を指摘していました。

8代目クラウン(1989年論評)
一気に世代が飛んで、税制改正のためクラウンはラインナップに5ナンバーを持つのはここが最後。車自体の評価や、ブランドイメージの確立については褒めながらも、セド/グロやシーマに迫られている点も指摘されていました。
ちなみに有名なキャッチコピーの『いつかはクラウン』は7代目、『すべてはクラウン』が9代目でした。

7代目セドリック/8代目グロリア(1989年論評)
方向性を走りに振ったことでトヨタに対抗した事が功を奏して、BMWのような走りの喜びを持つ車という評価で、日産全体を活気付けるとの好評価でした。

初代シーマ(1989年論評)
開発秘話が掲載されており、そもそもはクラウンの3リッターに対抗する為にセド/グロにも3リッターの設定をと急いだものの、ボディが間に合わなかったので5ナンバーのセド/グロに3リットルを載せ、3リットル専用のボディはシーマになった…というものです。
とにかく加速力のある車で御大は何度も『バカげた』という言葉を用いてその加速力を褒め称えています。

初代セルシオ(1990年論評)
時速250km達成とガスガズラー法案のクリアという目標を掲げて作られたセルシオ。当時、これを成し遂げたのは世界唯一セルシオのみでした。
御大はデザイン面でメルツェデス(一般に言うメルセデス)に似ている事を指摘し、さりげなく『そのへんがメルツェデスの帝王たるゆえんである』とメルセデスを評価していました。

インフィニティ(1990年論評)
日産の国際高級車部門であるインフィニティからやってきたのがその名もインフィニティ。
走行性能ではBMWを超えるとしながらも、デザイン面についてはイマイチの御様子。フロントグリルを持たない事に対しては『否定的』、インテリアは『惜しい』。
購買層のマーケティングについては『わかりにくい』との事でした。

9代目クラウン(1993年論評)
販売面で苦戦を強いられた一台。
その理由はユーザーが『セルシオの存在を知ってしまったことだ』とのことで、レクサス移行後も続く問題が既に勃発していました。
マジェスタとアリストはここからラインアップも、セルシオとの食い合いになってしまいました。

2代目シーマ(1993年論評)
インテリアはかなりの評価で、国産車の中で最もいいとまで言わしめたできでしたが、開発した人からは『徳さんのほめるやつはいちばん評判が悪いんですヨ』とのコメントが。
と、徳さん…!?
思わぬところで発覚、御大の愛称でした。

3代目レジェンド(1997年論評)
何のためにモデルチェンジしたのだかわからないクルマだ
撃沈です。

10代目セドリック/11代目グロリア(2000年論評)
車評でも触れている通り、これが最後のセド/グロでした。
装備の最大の目玉であったトロイダル式CVTの出来が余り良くなかった(従来のできの良いCVTと差がなかった)事に対して、『自分の技術に自己満足している』との痛烈な評価でした。

3代目セルシオ(2001年上期論評)
機能を徹底的に上げる事で欧州での評価を狙った一台。
いま世界一のクルマと断言できる』と御大に言わしめた一台。
ただし欧州では思うようには売れなかったそうです。

4代目シーマ(2001年下期論評)
脅威の静粛性を持つセルシオとの直接対決を避けて初代の頃のコンセプトどおり加速に力を注いだ一台。
ただし御大は『クルマ事態よりも運転自動化技術に驚いた』との事で、車の走行性能の解説をそこそこにして『そんなことより』と褒めちぎっていました。

12代目クラウン(2005年冬版論評)
ここでクラウンは海外での販売を睨んでV6へ。クルマ自体を全て一新、ゼロクラウンを名乗り、新たなポジションの確立を目指しました。
ちなみに全体がメルセデス調で、リアがBMWに似ていること(トランクリッド)は、『メルツェデスばかりパクっては申し訳ないと思ったのか』とチクリ。

4代目レジェンド(2005年冬版)
トルク配分を変える機構を持つ4WDで、FRのような走りを実現した一台。
御大の評価は『こんな複雑なシステムを与えずとも、最初からFRで作ればよいのだ』との評価。
ごもっとも。

以上、高級車の数々でした。
こうしてみていると、意外と5ナンバー時代が最近までだったことに驚きました。他は、余り馴染みのない世界なので現実味が…;




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