本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事☆

本棚

カレンダー


07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

キテレツ大百科[2]片道タイムマシン/藤子・F・不二雄
アニメでもおなじみのキテレツ大百科。
原作は農協系の出版団体による雑誌に掲載されていたもので、現在のように人気を博すようになったのはテレビ放送がされるようになってからの事で、月刊誌へ三年間で連載を終えた原作に対し、テレビ放送は原作をはるかに上回る八年間も続きました。

文庫本第二巻では一巻で手にしたキテレツ大百科をより使いこなし、様々な発明品を開発していく様子が描かれ、よりファンタジックに、人に幻想を見せたり、動物を操ったり…。
どことなくドラえもんに通じる作品が多いのも特徴の一つです。

ちなみにこの二巻でキテレツはアニメの最終回と同様にキテレツ大百科を失います。しかしアニメ版とは少し違う、そんなラストシーンはどちらとも甲乙つけ難い感動物なのです。

ネタバレ等は続き以降で。


・うらみキャンデー
いじめられっこの依頼で、憎しみの度合いを具現化して復讐するという機械を発明してみせる。
ちなみに泣きべそがサルみたいだとからかうブタゴリラに対してキテレツの一言。
それよか、きみのほうがゴリラそっくりだよ
なんでまたそんな事を言う必要があったのか…。

・海底の五億円
水中で呼吸が出来るクリームを開発。
ちなみに原理は『皮ふ呼吸で海水から酸素を取り入れる』。実にすばらしい発明である。
確かドラえもんにも似たような道具が登場していますね。

・片道タイムマシン
アニメのキテレツ大百科では定番の航時機が登場。
開発理由は夏休みの宿題『郷土の歴史』。
ちなみに航時機は本文中ではパッと移動する物ですが、扉のページに出てくる航時機はドラえもんのタイムマシンと同じ空間を移動しています。
ラスト、ちょっとしたパラレルワールドが展開されるのが興味深い作品です。

・地獄へいらっしゃい
地獄を作っていたずらを戒めようとしたキテレツ。
本文中で捕まったのは、見事にキテレツのみ。
あのメガネ、実は悪い子だったのである。

・ボール紙の町
どこかで見たような、例の通るうちに小さくなる門を開発。
ボール紙で子供達の住みやすい街を作ろうと画策する。
こちらもドラえもんで同じような道具が登場していますね。

・物置でアフリカへ
物置を浮かばせて、廻る地球を観察して24時間で世界一周をしようという計画を立てるが、当然重力に引っ張られるので失敗に終わる。
そこで彼らは行き先の判らない飛行機に紐を引っ掛けて旅を続ける…なんなんだ、この無茶苦茶な発想は。
ちなみに物置に積んだテレビに映っているのはオバケのQ太郎

・念力帽
念力を発揮できる帽子を発明しようとするが、足りない銅線を買いに出る途中でトラブルに巻き込まれてしまう英一とコロ助。
そこで英一はコロ助の銅線を引き抜いて完成させるのだった。

・キテレツの団体
いまだかつてこれ以上衝撃的なタイトルを見た事がない
もう、この一言に尽きる作品。

・空き地の銀世界
周りが広がって感じられるという特殊なスキー靴を発明。
機械の故障によって空き地で遭難が経験できる!
冷静に対処するコロ助がいかしてる一作。

・遊魂帽
相手に乗り移る事が出来る帽子を使ってキテレツが思いついたのは、みんなの前で思い切りバカな事をして、ブタゴリラを反省させようというもの。
卑劣である。

・植物人間リリー
植物を動物のように作り変え、知能まで与える発明です。
もうこの頃になると家族も奇天烈な発明になれているようで、布団にもぐりこんだ瞬間先に布団で寝ていたサボテンが刺さった父親も『さぼてんが寝てた!』と、意外に冷静。
こんな息子を持つと家族も慣れてくるのでしょう

・ままごとハウス
結婚生活を実体験できるというハイテクままごとの機械。
この生活の中でみよちゃんにセーターを編んでもらった英一は『おふろにはいる時もはなさないよ』との弁。藤子先生、さりげなく無茶苦茶書いてます。
こちらもドラえもんに同じような作品がありましたね。

・ネパール・オパール
適当に名前をつけてプレゼントしたお守り『ネパール・オパール』を本物らしく見せようと、透明になってみよちゃんを守る…そんな物語。
しかしこの作者のキャラクターはよく昼間から風呂に入る。

・おもい出カメラ
回古鏡というカメラを発明、多発する窃盗事件の犯人を捜そうという物語で、最後ではこのカメラを用いた感動的な物語として終わります。
きれいにまとまった物語です。

・江戸時代の月面図
この物語は、よく見ると英一の成長を良く伝えてくれる作品です。
発明の組み合わせで月面図を書く、月へ行く…。
先祖の発明に頼りながらも、その発明から新たな可能性を模索する。
この姿勢が、やがて最終回へと繋がっていくんですね。

・さらば大百科
誤ってゴミにされてしまったキテレツ大百科。
しかしそこには自ら新しい発明をする…その決意を持った少年が居た。
大百科は先祖が一番子孫に伝えたかった事を伝える事に成功していたのでした。

アニメのラストではコロ助との別れもありつつ…ですが、漫画版ではそういったシーンはないまま。どちらも吹っ切って大人への道を歩き始める…その姿だけは一緒なのでした。




もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。












管理者にだけ表示を許可する


トラックバックURL:

ブログ内検索

amazonさんで探す

本の虫を管理する!

copyright 2007 本の虫、中毒日記 all rights reserved. powered by FC2ブログ.