本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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東京トホホ本舗/原田宗典
自称ナイーブな原田宗典さんは毎日の生活の中で『とほほー』とため息をつくことが多いそうです。

原田宗典さん自身、『とほほ』には相当なこだわりがあるようで、『僕の場合はもっと根が深いというか何というか、とにかくかなり深刻な状況に追い込まれ、心底落胆した末に「とほほ」となるのである』と大真面目に語っています。
困惑して、どうにか脱却しようと努力して実らず…。
「とほほ」のプロとまで言い切る著書のとほほが詰まった暖かいエッセー集。ご期待下さい。

まず『苦手だからトホホなのか、トホホだから苦手なのか』では苦手分野の話に触れ、苦心して撮影した著者近影では『苦悩する哲学者がクシャミをこらえているような顔』と自らを評す。
確かに原田宗典さんの著者近影にはナチュラルな雰囲気の物が少なく、どこと無く不自然さが漂うものが多いのですが、自身曰く『″少し"の笑いに、"もう少し"の笑いを追加する』という注文について気が狂いそうになったそうです。

大きく三項目に分けられ、それぞれに沿ったトホホが紹介されます。
『昔は随分とトホホだった』では、少年時代から青年時代にかけての著者のトホホが紹介され、極度の近視である原田宗典さんが高校時代に裸眼で煙草を吸おうとした際に、巨大なゴキブリをライターと間違えて掴もうとしたエピソードなど、『トホホ』の言葉に縛られない懐かしい記憶が綴られています。
『人生、日々是トホホ也』では、自らのトホホのみならず他者にも触れており、駅構内で見かける泉谷しげる似の男性や、自動になる前のパチンコ屋…自分で球を弾いていた時代を思い起こしてみたり、原田宗典さんの『とほほ』が幅を広げていく様子が見受けられます。

とほほのコンセプトの元、落ちは少し切なめ。
この姿勢は解説の泉 麻人さんの語る、椎名 誠さんと比べた時の原田宗典さん像そのものなのではないでしょうか。どこか肩透かしを食らうような展開は、著者らしさ、そして著者が人気を集める理由のよく判るエッセイに仕上がっています。
気軽に笑いながら、たまに我が身を省みてドキッとしながら読める一冊です。



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