About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事

本棚

カレンダー


09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
THE VERY DUST OF UNICORN/ユニコーン
故意に作った思い出ではつまらない』(宇都宮美穂)

奥田民生を擁した人気ロックバンドUNICORN
その活動を初期から解散に至るまで追い続けていた雑誌といえば、当時のファンのみならずともご存知のPATi PATiでした。

決して長いとはいえない活動期間に彼らが残した誌面上に残したインタビューやライブレビューの数々を一冊にまとめ、記録したのがこのTHE VERY DUST OF UNICORNです。
初期はデビューのインタビューでは、ファーストアルバムのみで脱退したキーボードの向井美音里さん(現在は引退)の人柄を知る事が出来る貴重な内容も含まれ、『でんchan』というニックネームを披露しています。
みんなまだまだ若く、見た目の可愛さからか、どことなくアイドル的なインタビューが印象的です。

連載していた『タミオのたわごと』や、ライブ中にメンバー同士お互いの様子を語ったものや、時には真剣に音楽を語ったり…。
この一冊を読むだけでも、ユニコーンというバンドが多彩な個性の集まりだったんだなぁと感じます。

そして最後は、何も語られないまま行われた1993/8/12の沖縄市民会館のライブのレビューを解散を決めたメンバーの裏舞台をも含めて紹介しています。(※事前に発表が無いままツアーを終えた為に、後になって沖縄市民会館のライブが再結成前のユニコーンにとってラストライブになった)
巻末には先に脱退した西川幸一さんは含まれませんが、解散時のメンバーによるラストメッセージが付与されています。

ネタバレ等は続き以降で。


□ デビュー時の想い
デビュー直後のアンケートで5年後の自分達を聞かれたメンバーはそれぞれ前向きです。
向井美音里さんは『UNICORNは有名になるぞ!』と語り、発言をした当の本人が脱退したものの、見事に的中しました。
ちなみに興味深いのが、プロにならなかったら何をしていたか?という質問に対して、川西(今の西川)さんが『やっぱりドラムたたいてる』、堀内さんが『想像つきません』と答え、残り三人は『バイト』。
妙なところで息が合っています。

□ 『タミオのたわごと』
若かりし頃の奥田さんが連載していたエッセーです。文面も非常に若いです。
今の奥田民生さんといえば、おっとりとした性格が思い浮かびますが、1988~1989年にかけてのこのエッセーはロックバンドのボーカルです!という感じがプンプンします。
ぴあに掲載されていた自分達のライブの紹介文『彼らは何かをやってくれるだろー』に対して、そりゃ何かはするだろうと語り、『ステージ出てきてボーッと立ってる奴も珍しい』とチクリ。
若さ溢れる文章の中にも、らしさが覗ける一文でした。

□ 解散秘話
余り語られることのなかった解散前後の舞台裏も紹介されています。
アルバム『スプリングマン』レコーディング途中から解散の話が出て、最終的に決まったのはツアー中だったそうです。
解散を銘打ったツアーではなかった為に、参加できず後に悔やんだファンの方もおられたようですが、バンド自身もまだ迷いながらツアーに挑んでいたのでしょう。
辛すぎて……考えたくないんだよ
奥田民生さんの苦しげな発言が全てを物語っているように思います。

□ 告知のなかったラストライブ
しかしライブの舞台では、何事も無いように何も伝えることなく最後までこなしていったメンバー達。
レビューの扉のページにメンバーが客席に向かって両手を挙げている姿、そして熱狂する観客の様子が写されています。

これが、ユニコーンのラストライブの様子です。
そこにいた観客の誰もが全くそれを知らずに笑顔を浮かべ、次のレコード、次のライブへと思いを馳せた事でしょう。
ユニコーンを追い続けたライターの宇都宮美穂さんは『あれでよかったと思っている』と感想を述べています。
故意に作った思い出ではつまらない』。
気取った台詞や演出で最後を華やかに飾るようなバンドではない。
この終わり方も、ユニコーンらしさなのかもしれません。

□ ラストメッセージ
最後に各メンバーのラストメッセージから、一言ずつ抜粋します。
奥田民生『音楽が好きなのでなんとかなると思うっす』(今後の活動に対してのメッセージ)

阿部義晴『楽しく行こう』(何故かパチパチを購入してくれた人への感謝を述べる)
堀内一史『ユニコーンとして皆様の前に出る事は、もうできません』(凄く真面目な挨拶!)
手島いさむ『4人をあたたかく見てやってください』(こちらも真面目な挨拶で、締めのように以上、あいさつでしたと終えました)

ラストは西川さん脱退に伴い、最年長になった手島さんが綺麗に締めたような雰囲気で、もう解散してしまうというのに仲良く写真撮影をしている最後の四枚の写真がひどく印象的でした。

□ 追記
2009年、UNICORN再結成おめでとう!!!



追記
向井さんのお名前で検索される方が非常に多いのですが、近況はコチラをご参照いただければと思います。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/232-ea724db1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonで探す

本の虫を管理する!

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記