本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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スレイヤーズ!/神坂 一
夜盗の宝を盗んで追われる身になった少女、リナ・インバース。
それを見かねた通りすがりの剣士であるガウリイ=ガブリエフが助け、彼は助けた少女の一人旅を訳アリなのだろうと解釈し、ある提案をする。
『君には友達が必要なんだ』言い切った彼は、胃袋が溶けてしまうと嫌がるリナの保護者を買って出る。そしてアトラス・シティまでの行程を一緒に同行する事になり、後に『デモン・スレイヤーズ』と称される最強コンビが誕生したのだった…。

旅路の途中、更なる追っ手が二人を襲う。
その追っ手も振り払った頃、相手側から交渉を持ちかけられた。盗み出した品物を言い値で買い取るというのだ。リナとガウリイはこの提案にただならぬ意味を感じ、その提案を拒絶する。
ちなみにリナが断るのに使ったのは、一般市場価格の50倍の価格の提案。買い取れない…。

臨戦を覚悟した二人の下へ訪れたのは新たな刺客…そして、伝説の赤法師レゾだった。彼の口から語られた、リナが盗んだ品物の意味―それは魔王『シャブラニグドゥ』の復活の鍵となる品物だったのだ。

しかし絡み合う糸が少しずつほどけてきたとき、真の敵の姿が見えてくる。リナたちは大きな敵へ立ち向かっていく。

『戦うときは必ず、勝つつもりで戦うのよ!』
強い意志はやがて光となり、闇を飲み込み、絶望を切り裂いていくのだった。

ネタバレ等は続き以降で。


人気シリーズの第一作目にして神坂 一さんにとってもデビュー作、序盤でガウリイが意外と普通のお兄さん風なのが違和感というか、リナ曰く『白馬の王子様』風で、後に確立するギャグキャラとは違って初々しい感じです。
特に宿で追っ手に追われた際にトロルに傷をつけて欲しいといわれた際のガウリイは、木の実でトロルに傷をつけるという離れ業を披露、まだまだ二枚目キャラなのでした。

ちなみにこの一巻での出会いから既に『保護者』を自認するガウリイ。
この行為の影にはばあちゃんの遺言『女子供には優しくしろ』があるようです。

ただ一方でギャグキャラクターとしての確立も早くもこの一巻から始まっており、女性の生理的要因で魔法の力が落ちるという設定を知っていたガウリイに対し、リナは『オーガの体力とスライムの知力を兼ね備えたガウリイ』とまで扱き下ろしているのでした。

物語自体は意外と真っ向なファンタジーが土台にあるような感じで、オリハルコンに賢者の石、しかもガウリイの愛剣は『光の剣』と、ファンタジーの定番をしっかりと押さえています。

なんだかんだ言いつつも、物語中盤でガウリイとはぐれ、敵側(だった)の人間と一緒に行動したとき、まずリナが取ったのはガウリイと合流する為にアトラス・シティを目指すこと。
そして途中で刺客に襲われ窮地に陥ったリナをギリギリで救ったのはガウリイ。なんだかんだで良いコンビになっています。

そして、二人は共に新しい旅へと出る事になる。
リナがガウリイの光の剣が欲しいから…?

1巻より8巻の「死霊都市の王」までが原作の第一部です。
ちなみに本編終了後も続く『すぺしゃる』は、この二人が出会う以前の物語として描かれているので、時系列的にはこちらが後になるのでした。




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