本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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やさしい物件法/半田正夫
シリーズとしては、『やさしい民法総則』の続編となる物件法の基礎的な入門書です。
半田正夫さんが掲げる執筆の基本方針は以下の通り。

□ 出来る限りわかりやすく、しかも平板な説明に終わらないよう配慮すること。
 ただただ説明して、無味乾燥で退屈な本にはしたくないとの考えから、まず法律の説明~条文を読むと穴のように見える部分の事例ごとの説明を判例を交えて行います。(例:登記なしには対抗しえない第三者→不動産賃借人は一七七条の「第三者」にがいとうするか)
 そしてここからもう一味。
 『問題点』として、この解釈に対する問題を掲げる。これは学説の対立であり、どういった解釈で学説が対立しているのか…を説明し、その後に『問題へのアプローチ』として問題を考える為のヒントが与えられ、個々の考え方を発展させていく材料が提示されています。

□ 読者のニーズに応える
半田正夫さんは大学での講義はもちろん、国家試験受験団体への講義の経験もあるそうで、そこから学生達が知りたいのに、従来の参考書では余り触れられずにいた事象がある事を知り、そのフォローを出来るだけするように勤めているそうです。
 この部分からなのか、半田正夫さんのこの著作の一連は『やさしい○○○』と題している割には、入門~上級者まで対応しています。
 また細かく条文や、法律によく出てきがちな外国の法律など、カタカナの単語も括弧をつけて簡易的な解説をしています。
 この手の本にありがちなこういった部分で引っかかってしまったが故に一冊の本を読むのに更に数冊の参考書のお世話に…という事態を回避してくれています。

□ 判例を中心とする。
 これは先に説明したとおり、色々な法律の解釈に対して、それに対応する判例の多くはセットで出てきます。これは国家試験の勉強の為に手に取る人のための配慮で、国家試験で出てくる法律の問題は判例に依拠するものが多いためです。
 法律を勉強する側としても、判例に重きを置いているのは筆者の考え方に左右されづらく、勉強の基礎を固めるのには非常に便利です。
 ただし版が新しいことをチェックしないと、判例とは言えど時代の流れで変わっていく事もあります。

巻末には索引もついているので、参考書としてはかなり便利です。
また分け方も細かい。
この続編は『やさしい担保物権法』になりますが、一冊ずつが余り太さが無いというのも、勉強するのには便利な面です。手に持った瞬間があまりに重いと、気持ちが落ち込んでしまうというのは、きっと僕だけに見られる現象ではないはずです!

物件法という法律は、専門的に深く追求しなくても、入口だけでも日常生活の中でもかなり役立つ場面の多い法律ですし、様々なトラブルの回避や解決の為に必要となる知識でもあります。
サッと目を通すだけでも、もしもの時の備えにはなります。



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