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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
キテレツ大百科[1]失恋はラブミ膏/藤子・F・不二雄
コロッケ食ぃてーな。
さて、アニメでもおなじみのキテレツ大百科。
原作は農協系の出版団体による雑誌に掲載されていたもので、現在のように人気を博すようになったのはテレビ放送がされるようになってからの事で、月刊誌へ三年間で連載を終えた原作に対し、テレビ放送は原作をはるかに上回る八年間も続きました。

さて、文庫本第一巻では主人公のキテレツこと木手英一が先祖のキテレツ斎の残した発明記録である『奇天烈大百科』を手にするエピソードから始まります。
父親から聞かされていた木手家の先祖である、キテレツ斎の存在。
江戸時代に飛行機を作るなどの数多くの発明をしたが、逆にそれが当時の科学の水準を大きく超えていた為に、やがて投獄され、その名前も研究成果も歴史から抹殺されてしまった。
しかし子孫の木手英一はそんな先祖を尊敬し、自らも発明に日夜励む科学少年だった。
作品冒頭でも自ら動くロボットを作成、結果は失敗に終わってしまったものの自力で動くところまで作り上げていたのでした。

ちなみにアニメと多少設定が異なる部分があり、僕が読んで特に目立ったのが以下の二点です。
□ コロ助の目の焦点が合っていない
コロ助の目ですが、常に黒目が左右で上下に位置している状態で、何かに集中して見ている時以外は殆どずれていました。江戸時代のカラクリ人形であるという、技術力の低さを表現したのでしょう…か?テレビのイメージで見ると違和感があります。

□ トンガリはどこへ行った?
アニメではジャイアン&スネ夫と同様にタッグを組むブタゴリラ&トンガリですが、原作では殆ど登場する事もなく、他のキャラクターがブタゴリラと一緒にいる事も多々あり、存在としては二~三人くらいのキャラクターが曖昧に入り混じっているような感じでした。

ネタバレ等は続き以降で。


□ ワガハイはコロ助なり
奇天烈大百科を手にして、ロボットを作った…記念すべきコロ助誕生の巻です。
ちなみにこのストーリーの中でわかる原材料は、頭部:ゴムマリ(破け箇所あり)、胴体:洗面器、腕:革(但し実際には別の物で代用)でした。
以後、キテレツの発明時の助手として活躍する事となります。

□ 脱時機でのんびり
浪人生活でプレッシャーの中にいるお隣の勉三さんを休ませてあげようと、時間を止める機械を発明。
ゆとりの大切さを噛み締めるキテレツの姿がやけに大人びて見えました。

□ しん気ろうでやっつけろ
人工的に様々な風景の蜃気楼を作り出す機械を発明。
キテレツのお父さんが、息子の発明の才能を出来るだけ伸ばしてやりたいと費用、一万円一千円を捻出してくれるという暖かいエピソード付きです。

□ 動物しばいを作るナリ
動物を操る機械を発明、それを用いて動物たちのお芝居を作ろうと考えるコロ助だが…。
ノンフィクションは、フィクションを超える―。
そんな物語です。

□ キッコー船の冒険
いわゆる潜水艦の発明だが…、そこで目にしたものは!?
泳げない事に気づいたキテレツが、『今まで研究ひとすじに生きてきたからなぁ…』と呟いたのはこの物語。あんたまだ小学生だろ。

□ モグラマンション
壁をすり抜けるスーツを発明。
…地面に沈まないのか?原理を読みつつ、そんな矛盾が速攻で思い浮かぶ作品です。
ちなみにタイトルは防空壕か何かの跡地を子供たちの遊び場にしようというものです。

□ 潜地球
モグラマンションの物語で用いた技術を応用して、地中に潜れる潜水艦を発明。
この時期になると英一の発明にコロ助も警戒し始め、完成後の試乗から逃げた。学習機能ですな。

□ 水ねん土で子どもビル
水を固める薬品を発明する。
この回で注目なのはコロ助の虫嫌い。
頭に虫が止まった際の悲鳴は『ガジャモジャ』。江戸時代の言語か!?意味不明です。

□ サイボーグ金ちゃん
動物を改良する機械でペットの金魚を改良…。
チラッと、改良種の行き着く先を皮肉ったのかな?という社会風刺を感じたりする一作。

□ 宇宙怪魔人
合成ビデオを作る機械を作成。
この作品は江戸時代のカラクリの匂いが皆無でした。

□ 失恋はラブミ膏
勉三さんの失恋を救う為に、媚薬のような膏薬を作成する。
ちなみにこの作品でコロ助のガールフレンドとして、コード式リモコンのついた女の子の玩具が登場する。
最後の最後では道具や不思議な力に頼らない…というのは藤子・F・不二雄先生が全ての作品を通して貫いた姿勢です。

□ 如意光
要するにスモールライト。

□ チョーチンおばけ捕物帳
シェリフを名乗り、やりたい放題のブタゴリラ。
彼らを懲らしめる為に作った本物の正義の味方…だが、その矛先は意外な方向に…。
藤子・F・不二雄史上最強のロボット誕生です。

□ 超鈍速ジェット機
町の地図を作る為に、ジェット機を作成する物語。
その間には図書館で地図を見ればいいと思う。

□ 忘れん帽
またも勉三さんの失恋物語。こいつ、いい加減勉強に集中したほうが良いと思う
失恋の痛みを忘れる為に被せると記憶を吸い取る機械を作成。
ちなみにキテレツのお父さんが怒っていたパチンコでの負けですが、最後に『五百円もつかって一発も出ないなんてくやしいっ』との発言があります。
…五百円だと?

□ らくらくハイキング
どこでもドアのアナログバージョン、テープを貼ることで作った二つの入り口を繋げる機械を発明する。
ちなみにこれ、ハイキングへ行く荷物を楽に運搬する為の発明だが、キテレツの父親は楽しいからと言う理由で小学生の息子のハイキングにご飯と味噌汁を作るための食材と鍋を持たせようとした。もはや目的を履き違えています。
ちなみに引率役はみよちゃんのお兄さんでした。
煙草を吸っているので、結構年の離れたお兄さんらしく、コマによって体型が別人のように変わるという特技を持った個性的な方でした。

※幾らか、登場する物語や道具でドラえもんと内容が重なっている部分もありますが、それはご愛嬌?違いを楽しむのが通とかごもっともらしくいいましょう。

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック


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