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Fujisaki

Author:Fujisaki

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【感想】日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る/半田安弘
どんな本?
理系による日本史の本です。

私は歴史の本を読むのが好きで、このブログでも何度か紹介しています。
しかしずっと疑問に思うことがありました。

歴史家は基本的に文系なんですよね。

この本で言えば秀吉の中国大返し。

岡山県の備中高松城を攻略している秀吉の耳に、本能寺の変の一報が届きます。
すると秀吉は取り急ぎ高松城を城主の切腹という形で講和に持ち込み、 十日間で230kmを大軍を引き連れて京都まで戻ります。

大軍なので当然に食料の調達も必要ですし、人や馬にも充分な休憩も必要です。
昨今ではこれは可能だったのか?という議論が活発に行われるようになりました。
これについては著者が紹介する航路の説もあれば、昔は武士も馬も頑丈だから出来たという根性論、秀吉はそもそも本能寺の変を知っていて大返しの準備が出来ていたという黒幕説などもあります。

これは理系の考えが入ってきて生じた物だと思うんですよね。
文系だけの考え方で極端に言えば、史料にそのように記されていて、実際に十日後に秀吉は京都にいるわけなので疑問を挟む余地は無いわけです。
これが江戸まで言っていたら「は?」となるかもしれませんが、岡山~京都くらいなら「まぁ、何とかして行ったんだろう」となります。
もちろん、何とかして行った可能性もあります。

歴史というジャンルで起きた事も、やはりそれぞれのジャンルの専門家が論じる事で、新たな可能性というのは出てくると思います。
ただし逆に言えば理系の専門家は歴史の専門家ではありません。根本的な部分に誤認があっては理論だけがあっていて実際の歴史とはく離している事にもなり得ます。
歴史家と理系の専門家の強力なタッグ。共同での研究への研究費など、今後の歴史の世界にはそういうコラボレーションの発想が求められるのではないでしょうか。

感想
この本で扱うのはタイトルにある蒙古襲来、中国大返し、そして戦艦大和のみです。
一つ一つがかなり深掘りして考えられています。

内容についてのネタバレは避けておきますが、著者が船の専門家であるので、まぁそういう事です(笑)

特に戦艦大和には思い入れがあるようです。
この本の中で幾つかの説がありますが、個人的に賛同するのは戦術の問題です。
戦況の悪化で日本軍が大和を率いて戦う事を想定していた戦術が実施できなかったという物です。
個人的にはこの本の中ではこれが一番しっくり来たような気がします。




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