本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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文庫版サザエさん45/長谷川町子
サザエさんの文庫本、45巻は最終巻になります。
時期的にはオイルショックの時期前後くらいで、戦後の騒然とした日本を生きてきたサザエさんも、この頃にはトイレットペーパーの使用量などに頭を悩ませるようになっていました。

ところでサザエさんの最終巻といえば、海外旅行が当たって出かけるものの、途中で飛行機が落ちて、家族はそれぞれ名前に当たるものへ姿を変えて海へ戻っていった…なんて都市伝説も流れていますが、原作での最終巻は、この文庫本にも掲載されているもので、昭和49年、2月21日の新聞に掲載されていたものでした。
新聞での訃報記事を見ながら、故人の座右の銘だったと思われる『子孫に美田を残さず』に感銘を受ける波平に対し、長男のカツオが『さ』と『せ』の違いだよねとおちょくる…そんなありがちな一日を描いた風景でした。

この作品の中で波平が口にした『また一つ明治の灯が消えた』。
まさに時代は大きく移り行く最中でした。
セブンイレブン第一号店がオープンし、庶民のヒーローだった長嶋茂雄が現役を引退した、そんな時代が新しい形へと変貌していく最中、サザエさんは忽然と新聞紙面上から忽然と姿を消してしまいました。
理由は作者の体調不良による休載―。
この休載は二度と明ける事は無く、何気ない一作が最終回という名前を冠して呼ばれるようになったのでした。

尚、この45巻では空いたスペースに切られ與三郎、劇作余話、文七元結、木下藤吉郎、銭形平次捕物帳というサザエさんにも通じるような和やかな時代物のマンガが掲載されています。

最後の作品だから最終回…。
ただ、それだけの事です。作者が用意した幕引など、この最終巻のどこにも載ってはいません。
寧ろ、お別れの挨拶をしなかったサザエさん一家は、日本の家庭のスタンダードとして、いつまでも人の心に生き続けていくのではないでしょうか。



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