本の虫、中毒日記

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名探偵、大競演!シリーズキャラクター総登場短編集3:我が家は子子家庭/赤川次郎
赤川次郎さんが持つシリーズは多数。
この本の裏表紙によると、30年の作家人生で480冊以上の著作…だそうです。
定番の三毛猫ホームズなどは別として、どこから読み始めれば良いのか?という人も少なくないはず。
そういう方にお勧めなのが、シリーズ・キャラクター総登場短編集。短編集を集めたアンソロジーです。
『名探偵、大登場!』、『名探偵、大行進!』という先に出た短編集に続く、短編集最後となる第三作目で、こちらは先の二作に比べると、少しシチュエーションに癖のあるシリーズが取り上げられています。

短編二作目は『我が家は子子家庭』。
父親も母親も同日に、お互いに知らないまま家を出てしまい、家に残された二人の子供が織り成すドラマを描いた『子子家庭』シリーズ、この『我が家は子子家庭』はその第一作、まさに父親と母親が家を出てしまったという事件が起こった際のものです。

冒頭で茶柱が立っているのを見て、何かいい事があるかもしれないと喜ぶ主人公の坂部律子。
ミステリーで茶柱が立ってろくな事はまず起きないというジンクスそのままに、父親は会社で何らかの目的から不正にお金を動かした事が判り、そのまま失踪。気の弱い母親がその事実に倒れやしないか…と思いきや、母親は恋人を作って家を出てしまったのだ。
双方とも、もう一人の親が居てくれればどうにかなるだろう―、そう思って。

二人は、父親の失踪は仕方ないとして、母親については心労で倒れた事にして、二人で生活を続けていく事を決意する。
ここに『子子家庭』が誕生したのだった。

しかし父親のお金の動きを探して家に押しかける人々、刑事、借金取り。
三百万円の借金の返済を迫られる一方で、家に残されたお金は貯金の数十万円程度。どうにかして生活費を捻出しないといけないような生活から、借金の返済が出来るはずがない…。

そこで、坂部律子は思い切った賭けに出る。

これまた名探偵!と銘打った短編集ではあるものの、殆ど推理小説とはいえない内容でしたが、第一作目がこうしてアンソロジーに収録されていると便利が良いですね。













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