本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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郵便配達人 花木瞳子が盗み見る/二宮敦人
 あらすじ
郵便配達人(バイクなどで郵便受けに手紙を届けている人)の主人公が、ひょんなことから中身を開いて読んだ謎の封筒。

自分は誰なのかを問い続ける、自分から自分へ送った手紙だった。
その内容の謎を追い求める内に、主人公たち郵便局員は大きな事件に巻き込まれていく。

身近な郵便をテーマとした殺人事件の作品です。

 感想
気持ち悪かった。
ただただ気持ち悪かった。

作品としては面白いんですよ。
叙述トリックの要素も含まれていて、意外性も大きいです。
主人公の花木瞳子は底抜けに可愛らしいキャラクターで、周りを固める脇役のモッチーなどのキャラクターも良い感じで、事件の本筋以外の会話も楽しめます。
そのまま事件が起こらずに日常系の作品になっても、絶対に面白いと思う。

ただ郵便局員が自分宛の封筒を開いているかもしれないという、気持ち悪さ
そこから何か詮索をして、嗅ぎ回る事だって出来るのだという身近な恐怖感がたまらなく気持ち悪いです。
その為に主人公が悪人であるという認識が離れず、その後で主人公がどのような役回りをしても気持ちが盛り上がらなかったですね。
正直、この本を読み終わってから、郵便は余り使わないようにしようと思いました。

本来は作品の展開を楽しむサスペンス物だと思いますが、読んだ後に残った感情はTVドラマの【世にも奇妙な物語】のような気持ち悪さの方が強かったです。

後、真犯人は判りやす過ぎですね。中盤くらいで判ると思います。
後でつじつまを合わせる為の不自然な行動が多すぎます。ただストーリーの展開上、判ってもそれほど大きな問題じゃないかなとも思います。



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