本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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あなたも殺人犯になれる!/赤川次郎
久し振りに赤川次郎さんの作品を読んでみました。

 あらすじ
護送される途中の犯罪者がチャンスを伺い、脱走に成功して山中に逃げ込んだ。

一方、近辺では漫画合宿が行われており、そこへ犯人を追跡している途中の刑事が訪れ、嵐で陸の孤島となったロッジで犯人を迎え撃つのだが…?

 どんな作品?
クローズド・サークルのシチュエーションでの事件です。
外界との情報が途切れている事を小気味よく生かした作品で、叙述トリックの要素も含まれています。

過度に奇抜なトリックにすると言うよりは、それぞれクローズド・サークルとは?や、叙述トリックとは?といった、教科書のような丁寧な作りになっています。
本格派とか、そういう感じではなくて、まさに作品の舞台になった漫画合宿のような…、推理小説の教本のような描写が特徴的です。

ネタバレ等は続き以降で。


これを叙述トリックといっていいのかは、微妙なところ。
合宿場に来た刑事=犯人というのは、凄く判り易い…というか、恐らく著者的にはわかるでしょ?位の感じで描いているのではないかと思いました。

そこへもう一度似たような手法で、訪れた本物の刑事を犯人としてしまう。
凄くベタなのですが、昨今の奇抜すぎて、ホンマかいな!?となってしまいそうな作品と比べると凄く読みやすい。

こういう柔らかい雰囲気って、赤川次郎さんの真骨頂だなーと、改めて感動しました。





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