本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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鴨方往来拓本散策/坂本亜紀児
魚拓ならよく知っていますが、拓本!?ということで、そんな事を扱った本を読んで見ました。

 どんな本?
この本はかつて岡山市~鴨方方面を行き来するための道だった『鴨方往来』を実際に散策する本です。
岡山市の表町辺りから出発し、笠岡の辺りまで行き着きます。
かつての往来跡には石で作られた道標が現在でも多く残されています。
拓本というのは、こうした石碑の内容を魚拓のように墨を使って写し取る作業の事です。
道標に書かれているのは、単純に鴨方往来の進行方向や距離を示しただけのものもあれば、石碑が作られた当時、現在の感覚でいうところの観光名所のように多くの人が訪れたであろう場所への案内も含まれています。
かつての往来の名残を辿るというよりは、当時の人の流れを感じるような内容になっています。

 感想
一番の感想は、道標というのが意外と大切にされているんだなという事です。
一部分が道路に埋没しているとか、拡張工事の際などに移転されているとか、決して当時のまま保存しようという動きがあるとは思えませんでしたが、それでも撤去はされずにきちんと残されているのが、凄いなぁと。
確かに市街地などでもそういったものを見たことがあったとは思うのですが、余り意識した事がなく、こういうのも調べてみると、ちょっと歩くだけでも様々な発見がありそうだと感じました。
残念ながらボクの住んでいる辺りにはそういったものがないようですが、これからは歩くときに道の隅々まで意識して楽しい時間を過ごす事が出来そうだと感じました。




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