本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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リーサルレギオン
リーサルレギオン [DVD]余り好きな人は居ないと思いますが、ボクは蜂が苦手です。
昔、家でテレビを見ていたら、部屋に入ってきて、それ以来のトラウマです。

…ということで、トラウマを利用すればホラーをより楽しめる!と、自己判断して、キラービーをテーマとする『リーサルレギオン』という映画を観てみました。

□ あらすじ
物語の舞台となるのは、ある農村です。
主人公もこの地域に住んでいましたが、町の再開発計画の為に農業の職を失い、その代わりに保安官と言う職についていました。
ある日、妙な事件が続いた。
牛が大量に死んだ事件、そして死体で発見された老人…。
どちらの事件も、犯人は蜂だったのである。
村に住む蜂の生態に詳しい女性は、それを何処かからか持ち込まれた『キラー・ビー』であると断定した。
しかし蜂によって作物を受粉させるなど、仕事上重要な存在である蜂に規制を掛けることに地域の住民は納得せず、また大手企業の誘致を進めようとしている議員の側も、それを封殺させようとするのだった…。

□ どのくらいホラー?
意外とホラーではありません。
蜂の描写は余り緻密ではなく、所々アップで見られる時以外は、大きなハエのような黒い点が飛び交っているようにしか見えないので、俳優さんがもがき苦しんでいる動作で『あぁ、キラービーだ…』と思うくらいです。
どちらかと言うと、作品のテーマは田舎の閉塞感にあるように感じました。
主人公は早くに自らの土地を失い、その代わりのように保安官と言う仕事に就いています。
そういったことに関するやっかみや、自信の持つ喪失感から来る家庭不和…など、ちょっと考えさせられるテーマです。

□ 感想
ホラーとしてみると、ちょっと退屈です。
どちらかと言えば、登場人物の心理を中心に考えるのが素敵なのかも。
物語自体が少し駆け足気味なところはいなめません。
とにかく死者について淡白なところが目立つ作品で、キラービーを最初に放った少年、主人公がキラービーの危険性を訴えるのを茶化していた男性…この両名に至っては、物語上ではそれなりに重要な立ち位置にあったように思えたのですが、死体が見つかったのかどうかさえも判らないままに過ぎていっています。
余りホラー的な要素を期待せずに、田舎で起こったパニック事件と割り切っておいたほうがいいでしょう。
ホラーとしての派手派手しさなどでは劣るかもしれませんが、妙に非現実的な描写が無いのは、個人的には良いと思いました。
後、パッケージに書いてある『人間よ、蜜を返せ』というフレーズは、本編と全く関係ありません
思わせぶりなんですけどねー。
パッケージで一番蜂がアピールされているという、ちょっとした罠っぽい作品でした。




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