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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
喰屍の女 /根本起男
カニバリズムというのは人類にとって最大のタブーの一つではないでしょうか。
人が人を食う。
倫理的にも、多くの人の感情的にも受け入れづらい行為ですが、今回はそんな本を読んでみました。

□ どんな本?
グロイのかグロくないのかを単刀直入に答えると、それほどグロテクスな表現や痛い描写があるわけではありません。
苦手な人は避けておくに越した事はありませんが、余り構えすぎる必要も無いです。
逆にいるのかどうか判りませんが、そういう描写が好きという方には物足りないのかもしれません。
勿論、作品上人を食べるまでの作業は多少描かれていますが、人というより食材の解体のような感覚で描かれているので、そこを読むときだけ感受性や想像力を押さえ込めば乗り切れそうです。

□ あらすじ
ドキュメンタリー番組の制作の為に、女性プロデューサーがある女性と接触をとる事から物語は始まります。
彼女は知り合う人の身分証などを巧みに摩り替える事で、何度も別人として名前を変えながら暮らしていた。
更に調べていくと、彼女が名前を変える度に、内縁ともいえる関係の男性が一人死んでいのたである。
しかし真相に近づいた筈の彼女は心を閉ざしてしまう。
彼女の調べていた内容を再検証しようとした人々が、再び真相へと近づいていく中で、土着信仰により過度の愛情を表現しようと、人を食べる人の存在が明らかになっていく。

□ 感想
作品としては大半がドキュメンタリーチックな内容で、タイトルや扱うテーマからすると、凄く普通に面白い作品です。
そのままミステリー作品になってもいいくらいの感じで、読みやすかったです。
ただ最終的にはちょっとえぐいところに進み、非現実的な方向へ進んでいきます。
肝心の人を食べるシーンですが、面白い描写がされています。
調理されている食材が人であること、食べているものが人であること…その二点を除くと、非常に美味しそうなのです。
でも物語が進んでいくに連れて、それが人であることが前面に描写され始めると、今まで感じていた『美味しそうだな』とか、『おなか空いたな』といった感情が、全て負の方向に逆流してきます。
あえて怖いように描くのではなく、ちょっとした操作で感情を逆転させるというのは面白い試みだなと感心しました。
普段、残酷な描写を読みなれていない人でも読みやすいですしね。
…ま、結論は変わらないんですけどね。
またその食べる理由を非現実的なものや、物語に多少登場するのですが信仰上の理由に求めるのではなく、単純に過度の『愛』としたのも、どこか身近な感じがして、誰しもが人を食べる可能性が有ると突きつけられているようで面白かったです。

多少メンタル面に余裕がある方は読んでみてはいかがでしょうか。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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